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■2006年 3月26日
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■1999年刊行

Windows98/95がわかると「論文」「レポート」「報告書」作成の達人になる
江下雅之・藤野みどり/著
メディア・テック出版/刊、1999年9月、2,289円
パソコン・ソフトに関する実用的解説書
報告書やレポートを作成するに際し、パソコンの利用が当然となった時代の「定番」ソフトの使い方やインターネットの応用方法を解説した。それらのソフトの利用を前提とした資料収集から整理のためのポイントを記述した。

■1998年刊行

マンガ古本雑学ノート ―愛しのマンガを安く大量に買うための本―
江下雅之/著
ダイヤモンド社/刊、1998年9月、1,575円
マンガ・コレクターに関する実用的エッセイ
古書市場で人気のマンガ古書を網羅的に紹介するとともに、時代を超えて人気を維持する作家・作品を分析した。また、百件以上の古書店を実際に訪問調査し、延べ数百万冊におよぶマンガ古書の価格動向、ジャンル別人気度、古書店における配置の特徴などを分析した。
Acrobat 3.0J徹底活用テクニック
江下雅之/著
メディア・テック出版/刊、1998年3月2日、2,300円
パソコン・ソフトに関する実用的解説書
デジタル・ドキュメントにおいて標準フォーマットの一つとなったPDFファイルの作成・加工を行えるよう、Adobe Acrobatの具体的な操作方法を解説した。館淳一氏の短編集『剥かれる』を素材に用い、デジタル・テキストからPDFファイルを作成するテクニックを徹底的に解説した。電子ドキュメントでは、ボイジャー社のエキスパンドブックもある程度普及している。html文書でも凝ったレイアウトは可能だ。本書の最後では、これらライバルとの比較もおこなっている。

■1997年刊行

お尻のエスプリ ―華麗なるヒップの物語―
ジャン=リュック・エニッグ/著、江下雅之・山本淑子/訳
リブロス社/刊・星雲社/発売、1997年12月15日、2,200円
サブカルチャー系エッセイの翻訳
評論家ジャン=リュック・エニッグのエッセイ集“Une breve histoire des fesses”を翻訳した。本書は「お尻」という題材を、文化人類学、宗教、性風俗、アノミー論、考古学、社会生活史などの雑多な視点から論じている。以下、扉より。
 お尻が話題になることは少ない。そういう機会があるにしても、たいていはバカにされるか、からかいの元になるくらいだ。そして最後には忘れられてしまう。尻は我々の人体組織の一部にすぎず、特別な位置にあるわけでもなければ、特に関心を引くようなものでもない。あざけりの対象となるか、せいぜいが猥談のネタに使われる程度である。
 そういう話題の標的になるのはたいがい女だ。女は尻を振り回しているから。あるいはまた、ゲイが矢面に立つこともある。彼らは尻を使うから。
 この『お尻のエスプリ』(原題:Breve Histoire des Fesses)は、尻がけっしてそれだけのものではないことを証明している。
 尻は実際にこれまで未知の対象であったし、おそらくはまるで理解されていなかった。ジャン=リュック・エニッグは本書のなかでお尻のさまざまな側面を提示してくれる。そこでは古代の土偶に始まり、フィレンツェ美術、19世紀の法医学、そして現代の出版物に至るまで、さまざまな題材が用いられている。内容は示唆に富み、かつ多様だ。尻学入門書といった趣がある。
まんがまっぷ
まんが探検隊 by 本と雑誌フォーラム/著
夏目書房/刊、1997年9月10日、1,200円
漫画を主力商品とした古書店ガイド
マンガ好きの人のために、本当なら人には教えたくない穴場情報をガイドした。首都圏、京阪神、中京地方で、マンガを豊富に取りそろえた書店・古書店を対象に、オトク度に応じて★から★★★★★までの5段階評価をおこなった。最高評価を得た八王子の某古書店には、この本の刊行翌日、わざわざ新幹線でかけつけたマニアが開店前に行列を作ったというエピソードもある。
Color It!ではじめるオトナの「お絵かき」テクニカル・ブック
江下雅之/著
メディア・テック出版/刊、1997年6月2日、2,400円
パソコン・ソフトに関する実用的解説書
Macintosh向け人気フォトレタッチソフトColorIt!の初歩から応用までの利用方法を解説した。Adobe Photoshopとの共通点や違いにも言及し、他のフォトレタッチソフトも利用できるように配慮した。内容は、ごく簡単なオブジェクト操作から、レイヤーを使った複雑なアイドルコラージュまで、読んだ通りに実行すれば、かならずマスターできるように解説してある。
間違いだらけのパソコンソフト選び Macintosh編
江下雅之/著
KKベストセラーズ/刊、1997年2月5日、1,200円
パソコン・ソフトに関する評論
多くの熱狂的利用者がいる米国アップル社のMacintosh用ソフトウェアを対象に、パソコン向けソフトウェアの歴史的な発展経緯を解説するとともに、全ジャンルの人気ソフトウェアの利点・問題点を批評した。教訓を十箇条にまとめた。
 ソフトウェアを買う人のほとんどは、ソフトウェアの開発自体には無縁だ。パソコン利用者のなかには、みずからいろいろな使い道を開拓する先駆的な人が、かならずどの分野でもいる。そうした人は、どんなソフトでも使いこなしていくだろう。そのかわり、ハードやソフトに対する豊富な知識、幅広い経験、そしてなによりも投資が必要だ。
 他方、一般利用者にとっては、仕事に使えればそれで十分だ。自分の仕事に使えるのかどうかを、ごくドライに判断すればいい。それが眼力となる。
 本書は「一般利用者も狡賢くなろう」という意識で書いた。これまでの項目で書いた「教訓」を、十箇条というかたちで整理してみた。
第一条 まずはフリーウェア、シェアウェアを試みよ。
第二条 「なんでもできる」は「なんにもできない」と知れ。
第三条 「動作可能」と「快適に動作する」とは大違いである。
第四条 パイオニアは「人柱」であると知れ。
第五条 「もしかしたら使うかも」と思ったソフトはまず使わない。
第六条 画期的すぎるソフトは使いこなせない。
第七条 初心者向けソフトは上級者でないと使いこなせない。
第八条 人の薦めにはうかつに乗るな。
第九条 「この値段でこの機能は驚異的」という宣伝は無視せよ。
第十条 買ったら諦めろ。頑張って元を取れ。
間違いだらけのパソコンソフト選び Windows編
江下雅之/監修
KKベストセラーズ/刊、1997年2月5日、1,200円
パソコン・ソフトに関する評論
Macintosh編の姉妹編である。江下が全体の構成・監修を担当し、個々の項目の執筆はDigital Support Writersが行った。以下、本文の引用である。
 ウインドウズ95対応に限らず、近頃のソフトは多機能がウリになっていることが多い。買うほうにしてみれば、どうせお金を払うなら機能が豊富にそろっていたほうがお買得のような気になる。しかし、多機能なソフトがかならずしもトクだとはいえない。
 機能が増えたということは、当然ながらソフトのプログラム容量も増える。多機能ソフトはハードディスク内を圧迫するソフトでもあるのだ。ソフトを動かすパソコンにかかる負担も大きくなる。操作の反応が鈍くなったり、一つの処理にかかる時間が増えるなど、いわゆる「重い」状態になるわけだ。
 このガマン比べで先に音をあげるのは、ソフトでもパソコンでもない。「あなた」の方だ。動きの悪さ、処理時間の遅さに耐えきれなくなれば、高性能のパソコンや処理速度をあげてくれる周辺機器が救世主に思えてくるだろう。かくしてローンが増える。
 高性能なパソコンを持つ人の割合が増えれば、その性能に見あう機能を追加したソフトウェアがまた開発されていく。企業どうしのイタチごっこのはじまりだ。しかし、振り回される消費者にとっては、たまったものではない。

■1996年刊行

NIFTY Manager for Mac ではじめる NIFTY-Serve快適操縦術
江下雅之/著
メディア・テック出版/刊、1996年8月2日、2,300円
通信ソフトNIFTY-Managerに関する実用的解説書
NIFTY-Serve専用の通信ソフトNIFTY Manager for Macintosh の使い方を解説した。NIFTY Managerはベテラン受けするソフトではないが、使い方ひとつで便利なものでもある。著者の信念は「ひとつのソフトにこだわるべからず」。NIMだけでは不自由することは間違いないので、あえてComNiftyなど代表的なナビゲーションやログブラウザの茄子Rを付録CD-ROM収録した。
G.Crew3 お楽しみグラフィックス活用術
江下雅之/監修、Digital Support Writers/著
メディア・テック出版/刊、1996年 月 日、1,733円
グラフィックソフトG.Crew3に関する実用的解説書
年賀状や結婚通知などの題材にして、「使って覚える」構成にした。全体の構成を江下がおこない、実際の執筆は Digital Support Writersの三屋和子、瀧沢崇子、神尾寿、金井康訓が担当した。
QV-10Aを遊びに仕事に活かす本
金井康訓・江下雅之/著
メディア・テック出版/刊、1996年11月 日、2,345円
デジタルカメラのヒット商品カシオQV-10Aに関する実用的解説書
Win95で利用できる代表的な画像処理ソフトの使い方を解説し、ホームページの利用や作成の方法にも力を入れた。全体の構成を江下が、内容執筆を金井が担当した。
Windows/Macintoshユーザーのためのデジタル・カメラお気楽活用ガイド
江下雅之/著
メディア・テック出版/刊、1996年2月6日、2,600円
デジタルカメラに関する実用的解説書
あたらしい画像ツールとして登場したデジタルカメラの原理と特徴を解説し、機種選定の際の注意事項、撮影した画像の処理方法、実用的な用途への応用方法などを解説した。カシオQV-10、コダックDC40、アップルQuickTake100を取りあげ、デジタル・カメラの特徴、撮影の基本的な注意事項、レタッチソフトでできることから、電子メールを使った電子の「絵はがき」の交換方法までを解説した。

■1995年刊行

図解で知るパソコン通信のしくみ
江下雅之・西巻裕/著
技術評論社/刊、1995年9月25日、1,600円
コンピュータ・ネットワークの技術解説書
パソコン通信の技術的、制度的な仕組みをパソコン初心者が容易に理解するべく73のトピックスを抽出し、1項目2ページの割合で、図版を用いて具体的に解説した。この種の解説書にしてはやけにやわらかい内容となっている。
情報を呼びこめ!通信ネットワーク快適生活術
江下雅之・西東万里/著
メディア・テック出版/刊、1995年7月27日、2,200円
パソコン通信に関する実用的エッセイ
タイトルからすると一見実用書風であるが、内容は「メディア論」である。「必要な情報を得るには、自ら発信者とならねばいけない」という基本的問題意識のもとで、ネットワークを利用して発信するための課題と具体的な方法論を解説した。マスメディアの効果にはじまって、「なぜネットワークを使わなければまずいのか?」「どういう心構えで使えばいいのか?」という疑問に答えた。
緊急指令!電子メールを活用せよ
江下雅之/著
技術評論社/刊、1995年4月25日、1,500円
電子メールに関する実用的エッセイ
個人が電子メールを日常生活風景のなかで利用することの先駆的な事例を提示し、こうした交流がもたらす功罪を考察した。本格的なネットワーク時代が到来した際の問題点ならびに対応策について提言した。電子メールを切り口として、ネットワークを仕事や生活にどう活かせばいいかを解説した。上司から「電子メールを使え」といわれ、なにに利用したらいいのかと悩むサラリーマンを対象にして書いた。

■1994年刊行

ネットワーク社会 ―パソコン通信が築くコミュニティ―
江下雅之/著
丸善/刊(丸善ライブラリー)、1994年5月20日、620円
コンピュータ・ネットワーク上の人間関係に関する評論
パソコン通信のリアルタイム性・双方向性が実現した、あたらしい交流形態の人間社会を形成する「仮想現実的な人間社会」の特徴的な現象・傾向、功罪等を、身近でかつ具体的な事例を取り上げながら解説した。サイバー空間が「社会」として機能するための条件を書いた。また、本書では、「情報は発信するところに入ってくる」という主張を根底に置いてある。
好評発売中!
マンガ古雑誌マニア
江下雅之/著
水声社
2006年5月、1,890円
多くのマニアが「封印」している雑誌収集の魅力と苦労を具体的な体験にもとづいて記述しています。
好評発売中!
メディアの近代史
―公共空間と私生活のゆらぎのなかで―
江下雅之・山本淑子/訳
水声社
2005年8月、3,150円
本書はフランスの大学院でメディア論を専攻する学生には必読本とされています。
好評発売中!
監視カメラ社会
―もうプライバシーは存在しない―
江下雅之/著
講談社+α新書
2004年2月、882円
2004年上期に16件の書評が掲載されるなど、多方面で注目されています。
2刷好評発売中!
レポートの作り方
―情報収集からプレゼンテーションまで―
江下雅之/著
中央公論新社 中公新書
2003年10月、819円
テーマの選定、発想法、情報収集、図表の作成、そしてプレゼンテーション方法にいたる調査研究の全工程を解説しています。
2刷好評発売中!
ネットワーク社会の深層構造
―「薄口」の人間関係へ―
江下雅之/著
中央公論新社 中公新書
2000年1月、882円
第16回テレコム社会科学賞を受賞したほか、多数の小論文試験に本文の一部が使用されています。ゼミのテキストとしての採用例多数!