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■2006年 6月20日
XP on Mac by Parallelsを掲載しました。
共同研究の申し入れ、単行本化のリクエストは常時歓迎いたしますので、public@fbook.com宛にご連絡ください。あるいは、TOPページに掲載しました連絡先宛にご連絡いただくのでも結構です。
ここに示した内容は、すべて江下個人が所有するIntel Mac miniにParallels Desktop正式版(トライアル)およびWindows XPをインストールした過程を図示したものです。あくまでも作業過程を示すことが目的であって、Parallels DesktopおよびWindows XPをIntel Mac上で使用することの解説を企図したものではありません。
Parallels DesktopによるWindows XPのインストールおよび利用をおこなう人は、たとえこのコーナーを参照する場合であっても、あくまでも自己責任において実施してください。当方が公開した情報は、作業の成功を保証するものではありません。したがいまして、いかなる結果が生じようと、当方はいっさい関知いたしませんので、あらかじめご了承ください。
Parallels DesktopはIntel MacのOS X10.4環境でWindowsをはじめとするOSを利用するためのソフトである。Windowsに限定すればMicrosoftが販売しているVirtual PCとおなじだ。しかし、二つの点が大きく異なる。
まず第一に、Parallels Desktopは仮想マシンの設定のみを行う。この仮想マシンはWindows XPに限らず、Windows 98、Linux、OS/2 Warpをはじめ、多くのOSを走らせることができる。そして第二に、Virtual PCはG5マシン対応版までは出ているが、この記事の執筆時点ではMac OS X10.4およびIntel Mac上でWindows環境を形成するバージョンは発売されていない。よって、Windows XPをIntel MacのOS X上で利用するには、Parallels Desktopが現時点では唯一の解答といっていい。
一方、AppleよりIntel Mac上でWindows XPを使う環境としてBootcampのβ版が公開されている。しかしこれはデュアルブートでWindowsを使用するものであるため、OSを切り替えるためには、その都度再起動が必要だ。その点、Parallels DesktopはOS9クラシックモードとおなじく、OS X上でWindowsおよびそのアプリケーションを利用できる。利便性という点では多くの利点があるのだ。