研究成果経過報告
 朝ドラwatching

 夜ドラwatching【オマケ】

 月ドラwatching【オマケ】


更新履歴

■2006年 4月3日
 朝ドラwatchを掲載しました。
■2006年 4月2日
 新古書店研究を掲載しました。
■2006年 4月2日
 Laboページを制作しました。

共同研究の申し出歓迎

共同研究の申し入れ、単行本化のリクエストは常時歓迎いたしますので、public@fbook.com宛にご連絡ください。あるいは、TOPページに掲載しました連絡先宛にご連絡いただくのでも結構です。

朝ドラwatchingの経緯

単純に好きだから、というのがwatchingを始めた経緯である(笑)。ただし、意識的に見るようになったのは、巴里から日本に完全帰国をした1999年の夏以降、竹内結子主演の「あすか」からであった。なので、ここでのwatching対象は「あすか」以降に絞る。
このコーナーでは、基本的に朝ドラの内容・構成を対象として、あれやこれや好き勝手なことを書いている。それとは別に、「朝ドラを見る」という行動に注目した研究もおこなっているが、それはそれで「慣習行動としての朝ドラ」というテーマで分析を進める予定である。研究テーマとしては、こちらの方が本命ではある。

夜ドラと月ドラ

オマケといってはなんだが、朝ドラだけでなく、夜ドラおよび月ドラの一部もwatchingの対象に加えている。NHKドラマには「常連的」というか「NHK好み」の役者がいるようで、朝ドラ、夜ドラ、月ドラの出演者はかなり重複している。「ちゅらさん」「私の青空」などの朝ドラの続編が夜ドラ・月ドラで制作されることもあるし、「ちゅらさん」「恋セヨ乙女」のように出演者のかなりがダブっている例もある。なので、朝ドラだけでなく、夜ドラ・月ドラまで含めた方が、watchingの趣がいっそう深くなる考えたのだ。

NHKの歴代朝ドラ

1 娘と私 61年
2 あしたの風 62年
3 あかつき 63年
4 うず潮 64年
5 たまゆら 65年
6 おはなはん 66年
7 旅路 67年
8 あしたこそ 68年
9 信子と
おばあちゃん
69年
10 70年
11 繭子ひとり 71年
12 藍より青く 72年
13 北の家族 73年
14 鳩子の海 74年
15 水色の時 75年春
16 おはようさん 75年秋
17 雲のじゅうたん 76年春
18 火の国に 76年秋
19 いちばん星 77年春
20 風見鶏 77年秋
21 おていちゃん 78年春
22 わたしは海 78年秋
23 マ−姉ちゃん 79年春
24 鮎のうた 79年秋
25 なっちゃんの
写真館
80年春
26 虹を織る 80年秋
27 まんさくの花 81年春
28 本日も晴天なり 81年秋
29 ハイカラさん 82年春
30 よ−いドン 82年秋
31 おしん 83年
32 ロマンス 84年春
33 心はいつも
ラムネ色
84年秋
34 澪つくし 85年春
35 いちばん太鼓 85年秋
36 はね駒 86年春
37 都の風 86年秋
38 チョッちゃん 87年春
39 はっさい先生 87年秋
40 ノンちゃんの夢 88年春
41 純ちゃんの
応援歌
88年秋
42 青春家族 89年春
43 和っこの金メダル 89年秋
44 凛凛と 90年春
45 京、ふたり 90年秋
46 君の名は 91年
47 おんなは度胸 92年春
48 ひらり 92年秋
49 ええにょぼ 93年春
50 かりん 93年秋
51 ぴあの 94年春
52 春よ、来い 94-95年
53 走らんか! 95年秋
54 ひまわり 96年春
55 ふたりっ子 96年秋
56 あぐり 97年春
57 甘辛しゃん 97年秋
58 天うらら 98年春
59 やんちゃくれ 98年秋
60 すずらん 99年春
61 あすか 99年秋
62 私の青空 00年春
63 オードリー 00年秋
64 ちゅらさん 01年春
65 ほんまもん 01年秋
66 さくら 02年春
67 まんてん 02年秋
68 こころ 03年春
69 てるてる家族 03年秋
70 天花 04年春
71 わかば 04年秋
72 ファイト 05年春
73 風のハルカ 05年秋
74 純情きらり 06年春


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朝ドラとのかかわり

記憶によれば、初めて見た朝ドラは「おはなはん」である。当時6〜7歳、小学校一年生であった。学校があったので毎日見ていたわけではないが、主題歌のメロディははっきりと覚えていたし、いくつかの場面も断片的ではあるが記憶していた。
その後、どことなく記憶に残った朝ドラは、「信子とおばあちゃん」「藍より青く」であった。また、ドラマの内容ではなくて世間の話題で覚えているのが「鳩子の海」と「雲のじゅたん」の二つである。「鳩子の海」は子役と娘役とのイメージが違うと騒がれた。このドラマ自体に興味がなかったので、そんなことはどうでもいいと思ったものだが。「雲のじゅうたん」は浅茅陽子のあっけらかんさが話題だった。クランクアウトのとき、泣かないどころか大喜びで万歳をしたヒロイン役は、浅茅陽子だけだったそうだ。
学生時代は夜型の生活、サラリーマン時代は朝寝・深夜帰宅の日々、それからフランスに渡航と、しばらくは朝ドラどころではない日々が続いた。そして1999年夏に帰国し、自宅で仕事をするフリー時代になると、朝ドラを見ることが生活リズムをつくってくれるようになった。この年、10月から「あすか」が始まったわけだが、なにげなく見たこのドラマがじつにおもしろく、結局これが「朝ドラwatching」に至る大きなキッカケとなった。以来、朝ドラがおもしろいと思うときは朝型生活、そうでないときは夜型生活となるほど、日々の生活パターンに影響が及ぶようになってしまったのである(笑)。

TBSのテレビ小説

かつてはTBSも朝ドラを放映していた。ポーラ化粧品がスポンサーの「ポーラ テレビ小説」というシリーズ名だったと思う。加藤治子の「三人の母」とか中田喜子の「やっちゃば育ち」なんかは、かなり人気があったように記憶している。我が家では「加奈子」を欠かさず見ていた。主演・遥くららが姉の中学時代の同窓生で、家が近かったために、毎日姉と一緒に通学していたという縁があったからだ。
朝はNHK、昼はTBSと、テレビ小説をダブルで見る主婦は少なくなかったように思う。しかし、NHKで「おしん」が大ヒットしたあおりを受けたり、ポーラがスポンサーを降りるなどの結果、こちらは1986年9月で打ち止めになってしまった。このあたりには番組の内容とかライバル番組の影響とかだけの問題ではなく、テレビの視聴という慣習行動そのものの変化がもたらした結果だと思うのだが、いずれキチンと整理してみたいものである。

関連リンク