新古書店研究
はじめに
第1章 古書流通の〈ニューウェイブ〉
第2章 新古書店が標的にする市場
第3章 新古書ビジネスの実像と将来
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■2006年 4月2日
新古書店研究を掲載しました。
■2006年 4月2日
Laboページを制作しました。
共同研究の申し入れ、単行本化のリクエストは常時歓迎いたしますので、public@fbook.com宛にご連絡ください。あるいは、TOPページに掲載しました連絡先宛にご連絡いただくのでも結構です。
1998-2001ごろ執筆(未完成・未発表)
江下雅之
(未着手)
(未着手)
マンガ古本の世界は、東京池袋で現代マンガ図書館を運営する内記{ないき}氏、京都手塚ファンクラブを創設した石川古本店の石川栄基氏をはじめ、多くの先駆的なコレクターが築きあげたものだ。しかし、これを市場として社会に認知させた第一人者は、漫画古本専門店〈まんだらけ〉の総帥・古川益三氏であると見て間違いない。
古川氏がマンガ古本の世界にかかわった経緯については、同氏の著書『まんだらけ風雲録』(太田出版)に詳しく書かれている。要点をかいつまんで述べると、怪奇漫画家・水木しげるのアシスタントからプロデビューした古川氏が東京の調布市で古書店〈憂都離夜〉の経営を始めたのが●●年で、●●年には東京中野に移転し、店名も〈まんだらけ〉と改称した。●●年におなじビル内で店舗を移動させて以降、そこを拠点に売場の拡張を繰り返し、●●年には大阪梅田に、●●年には東京渋谷に支店を出すに至った。●●年からは、写真入りの詳細な目録を発行するようになった。
(未着手)
(未着手)
このところ古書店巡りをする時間があまりないので、古書はもっぱらYahooオークションで入手するようになった。このヤフオク、本来は個人間の取引であるはずだが、実際には古書店の出品が相当多い。一時期は多くの古書店が自分のwebで通販をおこなっていたし、いまでもそうだが、ヤフオク、として楽天フリマという集客力の強いサイトに吸収されてしまっている形である。
古書の種類によって、いろいろなルートの使い分けが必要だ。手続きの簡便さの点では、アマゾンのマーケット・プレイスが圧倒的に楽である。なにしろワンクリックですべておわりだ。送料も含めた支払いからなにから、すべてがこのワンクリックで終わる手軽さは他とは比較にならない。問題は、おなじ書店で複数の品を購入しても、バラバラで買ったのとおなじだけの送料がかかるぐらいか。
その点、プレミア対象外のシリーズものを買うなら、楽天フリマがいい。多くの古書店が出品しているし、おなじ書店で複数商品を落札すれば、送料も振り込み手数料も節約できる。ただしこのフリマ、プレミア商品の値がやたらと高い。ヤフオクの即決とおなじ意味あいだから、なのだろうが。