ビオレーヌと再会する。彼女のボーイフレンドのエリック宅で小パーティが開かれ、そこに招待された。綺麗な内装がうらやましい。トゥールーズに引っ越したはずのクレールも来ていた。つい先週、ふたたびパリに越してきたのだそうだ。
話によると、もしかしたらエリックは来年か再来年、研究のために日本に半年間滞在することになるかもしれないそうだ。そうなったら、ビオレーヌもついてくるという。
レンヌに戻り、そこでレンタカーを借り、ディナンを訪れる。8年ぶりだ。いつか泊まってみたいと思っていたので、念願がかなった。本当に綺麗な街である。
モンパルナス駅からTGVに乗ってレンヌに行き、そこで在来線に乗り換えてナントに行く。ナントの街は初めてだ。到着後、ジュール・ベルヌ博物館に行ったのだが、残念ながら休館日だった。
こんな地方都市でも書店には日本のマンガ(それもアニメ化されていないもの)がわんさか平積みされていた。しかも想定は日本の新書判コミックスとおなじ、ページの送り方もいわゆる国語開きだ。時代がかわったのだと痛感する。
娘が本物のミイラを見たいというのでルーブル美術館に行く。どうせピラミッドの入り口は混雑していると思い、カルーゼル門口から入った。
案内図で見たとおりにたどったつもりなのにミイラが見つからない。ネコやイヌのはあったのだが。係員に尋ねたところ、階段の反対側にあることがわかった。しかし、本物はやはり不気味な感じがする。
数年ぶりで冬のパリに来る。思ったよりも寒くないので助かった。これからしばらくM田さんのお宅にやっかいになる。ADSLが使えるのでデータ収集が途切れずできる。
夕方7時にCDGに到着。タクシーに乗り、M田さんのアパートに直行した。親切な運転手で、わかりづらい路地を丹念に探してくれた。まあ、概してフランス人はフランス語のわかる外国人には親切だ。
社会学の古典理論―数理で蘇る巨匠たち
流言と社会 by タモツ・シブタニ
ピエール・ブルデュー―超領域の人間学
ヤフオクで2点落札。なぜこんな値段で決着がついたのか、いまだに信じられない。どちらも古書店の買い取り価格より確実に下だ。
寄付用の本を注文する。
パリには七年間住んでいた。引っ越しが多いわたしの場合、七年間おなじ場所に住むというのは案外とめずらしいことで、じつは過去40余年の人生のなかで、これが二番目に長い定住経験なのである。過去20年に限定すれば、おなじところに最も長く住み続けた場所なのだ。だから、いまとなってはパリに住んでいたことが夢のように感じることがある反面、実際にパリに来てみると、住み慣れた土地に戻ってきた感覚がある。
『山ゆりの歌』木内千鶴子 若木書房Junior Comics |
じつはこの本、カバーだけ状態良好なのを持っていた。今回はカバーが痛んだものを安く買えたのでラッキーだ。 |
『森の子カンナ』北島洋子 若木書房Teen Comics |
まんだらけの買い取り価格がみょーに高い。ヤフオク落札価格の方が安いというめずらしい例がこれ。 |