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96年12月の日記は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラムロマンス語派館」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。
当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。
医師が書く処方箋はけっこうミスがあるようです。カミさんが2年前に SOS Medecin にかかったとき(ちょうどわしが日本に出張中)、薬局で指定薬を買おうとおもったら、「こんな量はおかしい」と指摘され、いろいろ調べたら一日にとるべき量が必要量の倍だった(それも抗生物質)、なんてことがありました。面倒でも処方箋だけは辞書をきっちり引いてほうたほうが無難です。かかりつけの医師なら信頼できるのだろうけど。
じつは Metro 4 は Chatelet で降りても RER A のエリアを突っ切っていけば、そのまま Les Halles まで通り抜けられるんですよね。わざわざ歩いていく人はいないだろうけど、方向がわからなくてうっかり行ってしまう人はけっこういるでしょう。このあたりの罠(笑)は、東京駅で横須賀線を降りてから丸の内線に乗ろうとした人が、営団東京駅ではなくうっかり大手町まで行ってしまう状況にぴったりであります。
あと、Metro 3 も Opera から隣の駅まで、RER A の Auber駅エリアを突っ切っていけばそのまま歩いて抜けられます。こちらはけっこう実用的です。RATP がストをすると RER A 線の Cergy行きは St.Lazard 始発のみになってしまうのですが、うちからそこまでたどりつくには Metro 7 から 3 に乗り換えないとあかん。でもストで超満員状態なんで、乗車区間は1駅でも減らしたい……なんてときは、隣り駅までさっさと歩いてしまうわけです。
Chateletで楽な乗り換えは Metro 1 と 4 です。ほとんど銀座駅の丸の内線と日比谷線ですね。7 から 11(だっけかな)も比較的近い。Metro 7 と 1 の correspondance は Chatelet でも可能だけど、ぐっとこらえて Palais Royal で乗り換えるのが通ってもんでしょうね(笑)。
1番は午後5〜6時の George V 〜 Hotel de Ville あたりはとことん混雑しますね。いつだったか、5本見送ってようやく乗車できたことがあった。夏だったので途中で気分が悪くなってしまったがな。こうした点も、「パリの銀座線」たるゆえんであります。やたら歩かされるって点では、Concorde、Chatelet、Montparnass が三大不便駅だろうなあ。
Chatelet なら Metro 7 から RER A への乗り換えがいちばん長いでしょう。動く歩道を二つ乗り継ぎますから。これが故障してるときは悲惨です。7 から A に乗り換えるなら、Opera-Auber の方が圧倒的に短いですね。
Chatelet なみに乗り換えが長いのは Montparnass でしょう。だから Chatelet が「パリの大手町」で、Montparnass が「パリの赤坂見附」だったりするわけで……って、このネタは首都圏以外では通じないか。Metro 1 は「パリの銀座線」ともいわれます。
昨日、友人のアトリエでそのニュースを聴いて、けっこうぞっとした。3年前は週に二回、Port Royal駅から RER B線で Orsayまで通っていたので。こうなると、Chatelet とか Auber あたりが次の「標的」にされそうだが……。
自宅の最寄り駅、RER Port Royal駅で爆弾テロ事件が発生した。三年前の秋には、登録したプログラムの授業がOrsayで開かれていたため、その駅は通学で利用していたのである。それ以外でも利用することがあったので、正直、ぞっとする話であった。
生活圏内での爆弾テロはこれで二度目である。東京に比べ、本当にテロの危険性は高い。ただ、東京に比べれば地震の心配は皆無に等しいので、結局、不可抗力による被災のリスクは大差ないということなのだろう。