Tさん御一家とK夫妻を招き、パリで買ってきた生サラミを肴にした宴会を開く。ムフタールで買ったこの生サラミ(というか、正確にはpaveだが)、なにしろ700グラムもあるので、とても家族三人では食いきれないし、食いきったらコレステロール値がはねあがってしまう。あまり時間を置くと風味が落ちてしまうので、せっかくだから親しい友人を招いて一気に食べてしまおう、と思った次第だ。
まあ、フランスの生サラミを食べてしまったら、日本のサラミなど二度と食べる気がしなくなってしまうというぐらい、彼の地のサラミはうまい。T田さんもK泉さんもおおいに喜んでくれたようである。子どもたちもずいぶんムシャムシャと食べていた。
青池保子 続おおキャロル! 若木書房 11,500円
竹本みつる クリスマス物語 若木書房 10,000円
パラサイト・シングルの時代 2005/01/11 パラサイト社会のゆくえ 2005/01/11 希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く 2005/01/11
ブロードバンド時代の制度設計 林紘一郎
アブデルと再会する。たぶん、8年ぶりだ。あまりの懐かしさに、再会直後、お互いに「ひしっ」と抱擁してしまった。ほんとうに懐かしい。
一時間ほど雑談後、パトリシアが職場から帰ってきた。お互いにすっかりと中年になったことを笑いあう。若妻風のういういしい姿だったのが、いまではすっかりと「お母さん」という感じである。
フランスを発つ前日、ムフタールに行ってサラミの塊を買ってきた。黒スパイスがたっぷりとかかった、いわゆるpoivreである。正確にいうとサラミsaucissonではなくpaveだ。最初は300グラムほど買うつもりだったのだが、店の人が塊を秤に乗せたところ700グラムあった。で、思い切って「ぜんぶくれ」と言ったわけである。
値段は5,000円ぐらいになったが、結果的には正解だった……というか、もっとたくさん買えばよかったと後悔したくらいである。それほど旨かったのだ。家族だけでは到底食べきれないし、あまり日数を置いてしまっては風味が落ちてしまうので、友人を招いてサラミ・パーティーを開いたのだが、とにかく好評だった。フランス土産はサラミに尽きる。