2005年 6月30日 幼稚園児のころに読んだマンガ

 時代は昭和30年代末。記憶に残っているかぎり、幼稚園児当時に読んだマンガは

  • 桑田次郎・平井和正『エイトマン』
  • 一峰大二・福田和也『黒い秘密兵器』
  • ちばてつや『紫電改のタカ』
  • 手塚治虫『ビッグX』
  • 赤塚不二夫『おそ松くん』
  • 石川球太『原人ビビ』
  • 寺田ヒロオ『スポーツマン金太郎』

 などである。作者・原作者名は後付けだけど、どの作品ともに印象的な場面はかなり鮮明に記憶していた。いちばん思い入れがあるのは『ビッグX』かな。だって、幼稚園の発表会で、わざわざ紙芝居バージョンを作ったくらいだから。ナチに捉えられたビッグXが、薬の効果が切れて小さくなる場面が気に入っていたようである。
『エイトマン』『黒い秘密兵器』『紫電改のタカ』は少年マガジンの「3大れんさい」であった。多少、記憶の混乱があるかもしれないが、たしか、「エイトマン」はアニメで好きになり、それがマガジンとやらに連載されていると聞いて、親に50円玉を一個もらって近所の乾物屋に買いにいった。で、ついでに『黒い秘密兵器』『紫電改のタカ』も見た次第。『黒い秘密兵器』は魔の秘球あたりだったと思う。
『おそ松くん』『原人ビビ』『スポーツマン金太郎』は、少年サンデー連載である。おそ松も、どちらかといえばアニメのほうがメインだった。わりとコンスタントに連載を追いかけていたのは原人ビビと金太郎である。寺田ヒロオの絵は子ども向けだけど、石川球太の原始人などはかなり血なまぐさい表現で、よく夢中になって読んだものだわ。
 さて、手塚アニメというと「鉄腕アトム」がクローズアップされがちだが、オレの記憶では、アトムの人気は否定しないものの、当時のジャリん子どもには「ワンダー3」「ビッグX」の方が、人気があったんじゃなかろうか。放映時期にズレはあるかもしれないが、アトムがダントツの人気をキープしていたとは思えないのだ。視聴率だけでいえば、エイトマンの方がずっと上だったんではないかな。それで虫プロが強引な引き抜きをおこなった、と後になにかで読んだ記憶がある。
 「ワンダー3」も「ビッグX」も、どちらも主題歌をいまだに覚えている(笑)。

2005年 6月29日 「液晶」は季語である

 今年もパソコンの液晶画面が色ムラを起こす時期になってきた。PowerBookの14インチモニターも、DTにつないでいる飯山の17インチモニターも、一時間ほど使っていると、ウィンドウの縁が紫色になったり、画面全体がかすみがちになったりする。PowerBookなど、液晶とのつなぎあたりは相当暑くなるのだな。たぶん、液晶の問題ではなく、本体側の熱の問題なのであろう。
 昨年は7月に入ってからこの現象が生じたに記憶しているので、今年は暑くなるペースが早い、ということだ。

2005年 6月28日 エピ3を観られたオレは幸福である

 いやもう、なんかねえ、ジワジワと喜びがわき上がってくるんだよねえ。エピ3自体はルーカスが言うとおり「悲劇」だし、とにかくアナキンが哀れで仕方がないのだけど、それよりもなによりも、ついにストーリーが完結した、という瞬間を味わえた喜びがでかいんです。
 だいたいオレがハマったSFって、未完が多いんだよね。火星シリーズはジョン・カーターとデジャー・ソリスが木星に拉致されたところで終わっているし、キャプテン・フューチャーだってエピソードの積み重ねだけだし、アダルト・ウルフガイも矢島絵里が憑依されてたってのがわかったところで中断だし、手塚の「ネオ・ファウスト」もいいところで終わりだし、「まるぺ」に至っては、いまから短期間でドイツ語に習熟しないかぎり、既刊の半分も読めるかどうかあやしい。なので、まがりなりにも完結したというだけで嬉しいのだな。
 初めてスター・ウォーズを観たのは、たしか浪人中だった。78年の夏だったかなあ。正直なところ、「普通におもしろい」という程度の感想だった。だから、「帝国の逆襲」をオレは映画館では観ておらんのです(恥)。とくに観たいとは思わなかったから。「ジェダイの復讐」(当時のタイトル)は、社会人一年目のときだったか、会社の同僚に誘われて見に行った。このときは、スター・ウォーズって、こんなにおもしろいんだ、と驚きましたね。
 翌年、27インチのテレビ(当時としては大型)を買い、ビデオデッキを買い、そしてLDプレイヤーを買い、サラウンド・プロセッサを買い、いわゆるホーム・シアターを揃えたとき、最初に買ったLDが「スター・ウォーズ」。で、待ちに待ったのが「帝国の逆襲」。そして一気に50回ぐらい観たかな、この「帝国の逆襲」は。繰り返し観ている途中、脚本をリイ・ブラケットが手がけたことを知って、エドモンド・ハミルトンのファンであるオレは、すごく嬉しくなってしまった。
 その後もスター・ウォーズはメディアがかわるたびに、ちょこまかと修正していきましたね。ジャバ・ザ・ハットがいつのまにかエピ4から登場しちゃうし(笑)。だから、そのたびに増えていったなあ。ここまで楽しませてくれたんだから、ルーカスには心から感謝です。
 しかし、エピ3のSFXの凄さを思い出すにつけ、ILMはやっぱりハリー・ポッターでは手を抜いているんじゃないか、と思わずにはいられないっす(^_^;)。

2005年 6月27日 首がゴキゴキである

 首の周囲をゴキブリが走り回っているのではなく、首筋が異常なまでに凝りまくっている。肩は軽いのにね。首筋に移動したんかいな。おかげで頭がスッキリせん。アスピリンを呑めば多少は楽になるのだが、職場には3年前に賞味期限が切れたのしか置いておらんかった。茶色く変色した薬はさすがに抵抗がある。
 それにしてもスター・ウォーズ3。時間がたってもたっても余韻がいつまでも収まらない。見終えたときに思ったのは、「ルーカス、ありがとう」だったな、そういや。おもしろいとか、わくわくするといった感情を越え、ただひたすら充実感あるのみだす。
 たしかにダース・ベーダーが出てこないエピ7〜9はいらんわな。かりにルークがダース・ベーダー化したとしても、二番煎じだもんね。それよかエピ3とエピ4をつなぐサイドストーリーちか、マスター・サイコディアスが弟子にやられる場面とかを見たい気がする。短編のオムニバス、つくってくれないだろうかね。

2005年 6月25日 エピソード3

 ついさきほど、エピソード3の先々行ロードショウから戻ってまいった。ロードショウ前のネタバレは無粋にすぎるので、内容はもちろん言わない。がしかし、ひとつアドバイスをば。エピソード4〜6を「復習」してから見に行くとよいでしょう。随所にエピソード4〜6から「引用」したシーンがあります。「あ、この場面は……」という発見が加わると、おもしろさが3割増になりまっせ。

2005年 6月24日 なんか違うぞ松下さん

 今朝、朝刊(毎日新聞)を読んでいたら、松下のSDカードステレオの一面カラー広告が掲載されていた。まあ、昨日の夕刊に中央の見開き全面やらテレビ欄の下半分やら一面の天気予報コーナーのすみやらまで使いまくったスター・ウォーズ3先々行ロードショウの広告に比べれば、日本海溝よりも深く深くつつましい広告ではある。
 この広告、SDカードスロットを装備したコンポと、SDカードに録音した音楽を聴く携帯プレイヤーを宣伝したものだ。商品スペックは*こちら*と*こちら*ね。
 まあ、どっちも便利そうではある。松下のことだから、iPodのようなハングアップも(そんなには)あるまい(笑)。だけど、なんか勘違いしてないか?
 広告の煽り文句では、1GBカードで300曲だの、パソコンよりも簡単に録音できるだのと、技術的なメリットを強調するばかり。そりゃSDカードのほうがカセットやMDよりも便利だろうし、1GBもあれば、たっぷり録音もできるでしょうよ。
 でもね、iPod + iTunes の良さって、CDライブラリを丸ごとストックできることなんじゃあなかろうか。だから1GBぽっちじゃお話にならんよね。最低でも10GBなければ。そうでなければ、iPod Shuffle のように、バーチャルDJのような機能をもたせるとかね。これだったら512MBでもいいわけだよ。逆に、カードの交換などできなくてもいい。内蔵型にして、その分、マシンを小さく、そしてオシャレにしてくれたほうがいい。
 松下さんのこのマシン、オープンリールよりもカセット、カセットよりもMD(松下さんはDCCでしたけど)、MDやDCCよりもSDカードという、単純な技術進化をまじめに考えて作った(だけの)製品なんじゃないかね。それに比べ、おそらくAppleの開発者は不真面目なので(笑)、かえって遊び心のこもったモノができるんでしょう。
 いずれにせよ、いまのオーディオの変化をもたらしたのは、iPod というハードではなく iTunes というソフトだとオレは思うので、装置面で優劣を競っても、土俵違いなんじゃないかって気がしますね。

2005年 6月23日 大宇宙のケツの穴

 フォーマルハウトという一等星を取り巻く*写真*なのだそうだ。
 知らずに見たら、どう見てもケツの穴にしか見えない……なんて言っていると、ロールシャッハテストで要チェックになってしまうんだろうか(笑)。

2005年 6月22日 雑誌の創刊号

 ちょこまかとためたり集めたりしているうちに、けっこういろいろな雑誌の創刊号を持っていることに気づきました。ランダムにざっと取り上げてみると……週刊マーガレット、週刊セブンティーン、週刊少年チャンピオン、ビッグコミックス、COM、ガロ、月刊コミック・トム、週刊プレイボーイ、月刊プレイボーイ、ペントハウス、GORO、スコラ、ダカーポ、mimi、あすか、フォアレディ、ぶ〜け、少年漫画アクション、マンガ少年、漫画読本、月刊太陽、月刊別冊少年マガジン、週刊モーニング、ヤングジャンプ、ビジネスジャンプ、フォーカス、……。
 古い雑誌は広告とか柱がおもしろいですよね。昭和30年代のオーディオ機器、昭和40年代の自動車なんかが、色も形もいまとはまったく異なり、でも「売ろう!」という気合がこもっていて、じつにいい味を出しています。あと、ヌードグラビアなんかも、時代を感じさせてくれますね。髪型・色、体型(オッパイの形を含む)、化粧の濃さとかね。
 ずっと読み続けていたはずの漫画雑誌でも、あらためて買い直して読んでみると、まったく記憶に残っていない作品が多くて驚きます。なにしろ書店が毎週配達してくれるという恵まれた漫画環境にいたもので(笑)、かなりの作品を読み飛ばしていたんですねえ。ただ、好きな漫画家の作品でも、かなりパスしたのが多いので、古雑誌を買うと、それだけでもちょっとトクした気分になります。

2005年 6月21日 サンデーとおいら

 物心ついたころにはすでにマンガを読んでいた……というか、まだ平仮名を覚える前だったので、眺めていた、といったほうが正確かも。まあ、マンガを教科書に文字を覚えたようなもんです(笑)。
 記憶に残っているかぎりでは、最初に読んだ雑誌は少年サンデーで、たぶん、4歳から5歳のころ。石川球太の『原人ビビ』と寺田ヒロオの『スポーツマン金太郎』がお気に入りだったんじゃないか、と。原始人の酋長が獲物の心臓を取り出し、新鮮な血をうまそうにすする場面が印象的で、動物の血はジュースみたいなもんなんだと信じたものです(笑)。ビビが弓矢を発明したときも、「小さなヤリだからヤと呼ぼう」なんてセリフがあって、子ども心に納得しちゃいましたね(笑)。
『スポーツマン金太郎』では、金太郎が一日記者になったとき、ずっこけて撮った写真に偶然殺人場面が写っていた、というところをみょーに覚えておりました。特別面白い箇所でもなかったのだけど、なにか印象的だったんでしょうね。
 自分の小遣いで初めて買った雑誌はサンデーではなくマガジンだったはず。たぶん、エイトマンを読みたかったのでしょう。表紙にエイトマンの図解が描かれていたんですわ。昨年だったか、まんだらけ中野店のショウケースにその雑誌があって、幼い頃の記憶はけっこう正しいものなのだと驚きました。あの当時のマガジンだと、桑田次郎・平井和正の『エイトマン』、一峰大二・福田和也の『黒い秘密兵器』、ちばてつやの『紫電改のタカ』が目玉連載でしたね。んー、たしかチキンラーメンの袋を集めると、紫電改のタカハンカチがもらえたんでなかったかな。近所のコロッケ屋でもらった記憶がある。
 子どものあいだでは、サンデー派とマガジン派とに分かれていたようにも思うんですが、イトコがマガジン派だったので、あたしゃー、自分ではサンデーを買って読み、イトコに家にいったときにマガジンをまとめて読み、床屋でキングをたまに読み、という感じでしたね。 「ギャグのサンデー」の看板は「おそ松くん」でしたが、アニメの記憶が強いですねえ。連載をずっと追いかけていたのは『もーれつア太郎』になってから、でした。サンデーのギャグ漫画ってことだと、むしろ、つのだじろうの「怪虫カブトン」とか「グリグリ」のほうです。アニメでも「花のピュンピュン丸」(忍者あわて丸)を放映してましたしね。これはサンデー連載ではなかったと思いますが。
 小学校3年までは、家に風呂がなかったので銭湯通いでしたが、小沢さとるの「青の6号」に出てくる潜水艦のプラモデルを持参するヤツが多かったような気がします。「青の1号」がいちばん人気があったんではないかな。このころだと、青6や「サブマリン707」も男の子には人気のある漫画でしたけど、あたしゃー、久松文雄の「冒険ガボテン島」がいちばん好きでしたねえ。アニソン、いまでも歌えます(笑)。

2005年 6月20日 仕事がたまると……

 夏休み前なのに、単行本の書き下ろし、翻訳本の初校、月刊誌の寄稿の締切がシンクロナイズド状態になり、授業のない土・日、火・水のほうが忙しくなってしまった。こういうときは、一区切りつくたび、あるいは資料を探しに書庫に入るたびに、ついついマンガに手が伸びてしまう。この二日間で読んだものは……

浦野千賀子『アタックNo.1』(5〜12巻、集英社マーガレット・コミックス)
望月あきら・神保史郎『サインはV!』(5〜7巻、講談社KCフレンドシリーズ)
篠原とおる『ワニ分署』(1〜10巻、集英社プレイボーイ・コミックス)
横山まさみち『のぞき初体験』(サン出版、JOYコミックス)
うえやまとち『クッキングパパ』(19〜30巻、講談社モーニングKC)
長谷邦夫『少年マネジン』(実業之日本社ホリデーコミックス)

 仕事がはかどるわけないっすね(自爆)。

2005年 6月16日 PS for xxx

 PSP向けのアダルトビデオが*発売*されるそうな。
 これぞメディアとして成功する証ともいえることなのだから、ソニーさんも、戸惑いなどせず余裕のコメントを残してほしいとこですね。
 ヤフオクにて天地真理EPセットを落札した。将来のお宝化を見越した投資である(笑)。

2005年 6月15日 いったい、いつごろから

 暗い廊下や階段が怖くなくなったんだろう?
 今日はパソコンの置いてある2階と書庫やリビングのある1階を何度も上り下りし、いままた2階にあがってパソコンをいじっているのだが、さきほど下におりるとき照明をすべて消していたので、あがるときは真っ暗な階段をのぼった。暗くてものぼるぐらいはできたので、電気をつけなかったのだが、あたりまえだけど、ぜんぜん怖くはないのである。
 しかし、だ。子どものころは、すげー怖かった。楳図かずおの『紅グモ』が少女フレンドに連載されていたころは、電気の灯っていない廊下や階段を歩くことなど不可能であった。そんなことをするくらいなら、寝小便を選んでいたハズである(笑)。
 いまは紅グモの心配などみじんもしていない。ということは、どこかでまったく怖くなくなったハズなのだが、いつぐらいが転機だったのか。徐々に怖くなくなってきたのか、それともある時期突然怖くなくなったのか。まったく記憶にないのだが、なんだか急に気になってきた(笑)。

2005年 6月14日 今日の疑問

 ダイヤモンド社が、読みたくない号をスキップできるという*新しい定期購読*のサービスを始めた。
 対象は「ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー」で、最大18ヶ月のうちから12冊選択できる。購読料は年12冊の通常料金の1割高だそうだ。
 このサービス、なんか勘違いしているんじゃないか、という気がするのだ。週刊現代とか週刊ポストなら、定期購読を申し込んだうえで「今週号のヘアヌードはつまらんからスキップ〜」という買い方もアリだろうが、HBRなら、アーカイブする目的が小さくないはず。予告目次を読んだ時点では興味がわかなくても、あとから調べる必要が出てくる可能性はいくらでもあるし、そういう可能性が大きいはずの記事を載せる雑誌なんではないか。そう考えると、この購読スキップというサービス、想定される潜在読者の講読行動からはずれているとしか考えられない。
 それともこの雑誌、いまでは読み捨て記事中心に切り替えられているの? オレにとっては定期的に読む雑誌ではなく、データベースで検索してヒットしたときに読む、という雑誌なので、最近の内容をチェックしておらんのだが。

2005年 6月13日 今日のうれしい発見

 地元の神社の祭りを見物するため、娘を連れて横浜駅に行く。神社に行く前にまず、相鉄ムービルに寄ってミニ・ライトセーバーを引換券と交換する。そのとき上映予定を見たら、「6月25日 スター・ウォーズ エピソード3 先々行ロードショウ」と表示されていた。お台場まで行かねばならんと思っていたのだから、ムーブルよ、よくぞやってくれたものよのお。窓口ですぐさま前売り券を一枚買い足した。
 ミニ・ライトセーバーが思っていたよりも3倍ぐらいの大きさだった。引換券付き前売りは2枚買ったので、ミニ・ライトセーバーも二つゲットしたのだが、ひとつは娘のものとなってしまった。できれば一個は携帯に付け、もう一個は開封せずに永久保存用にしたかったでもないが、まあ、娘もほしがっていたことだし。

2005年 6月11日 今日の発見

 テレビで貴ノ花親方を見たときに思ったこと。
 力石徹にそっくり
 たぶん、髪型と顎型がそう思わせるのでしょう。

2005年 6月10日 今日の脱毛

 髪をほどいたとき、いつものように数本抜けた。が、そのうちの1本が、じつに見事なロンゲ白髪だったのである。長さがおよそ50センチ。根本付近に1センチほど茶髪状態の部分があるのを除けば、まさに白銀の糸。黒い表紙の本に上に置き、しばし鑑賞したのであった。
 アマゾンで本をまとめて注文する。

  • 30独身女、どうよ!?
  • ぼくたちの洗脳社会
  • ユビキタス、TRONに出会う―「どこでもコンピュータ」
  • ユビキタス・コンピュータ革命―次世代社会の世界標準
  • ユビキタス社会、始まる―すべてのモノにコンピュータを
  • 恋愛と贅沢と資本主義
  • 情報文明の日本モデル―TRONが拓く次世代IT戦略

2005年 6月9日 今日の授業ネタ

 先週ボロボロの授業をやってしまった木曜2限の科目、今日はキッチリ反省を反映させ、まあまあの内容だったと思う。テーマは雑誌媒体による疑似コミュニティの形成についてであるが、途中、余談的ネタとして都市伝説の話をした。

1)ネコ肉ハンバーガー
2)オルレアンのブティック
3)スーパーマーケットの毒蛇
4)下水道のワニ
5)消えたヒッチハイカー
6)ピアスの白い糸

 この6つの例を出し、それぞれごとに聞き覚えのある人の挙手を求めたところ、1)が圧倒的に多かった。その次は2)と6)で、3)と4)はほぼゼロ。まあ、この二つは北米で広がったネタで、日本ではそれほどメジャーな都市伝説ではない。
 都市伝説にはいろいろな「変形」があり、1)のような話だと、ネコ肉ではなくてミミズというパターンもある。出席した学生からも、ミミズ・バージョンで聞いたという声があがった。オレが中学生ぐらいのときはネコ肉オンリーだったので、もしかしたらミミズ・バージョンは『スケバン刑事』の影響かもしれん。
 5)と6)は比較的最近(といっても十年以上前)の都市伝説だが、最近はどんなネタがあるんでしょうね。

2005年 6月8日 今日のマンガ

紫門ふみ『あすなろ白書』第1部1〜3巻、第2部1〜3巻(小学館、ビッグコミックス)

 書庫の整理をしているときに、ついつい手にとって読み通してしまいました(笑)。何度読んでも、雑誌最終回のラスト2頁分が単行本化の際にカットされたのが不満ですねえ。雑誌では、中年になった掛居くんが東京で大学教師になり、自分の息子として育てた親友・松岡の忘れ形見が授業を受けている教室に、故・京子の娘・さくらがいるのを見つけて動揺する……という、けっこう印象的なところで終わっていたのです。単行本ではさわやかな空のカットで終わりですから、雑誌連載を追いかけていた読者には納得できないよね(笑)。
 あとがきによると、第3部も計画されていたらしい。もしかしたら、最終回のこのカットは、第3部のオープニングに使われる予定だったのかもしれない。そうだとしても、第3部がないんだから、やっぱりフラストレーションがたまりますわな。……というわけで、「あすなろ白書」最終回を掲載したスピリッツをお持ちの方、高価買取いたします(笑)。
 ついでながら、別の探求雑誌をひとつ。スポーツジャーナル社から発行されたアウトドア誌『ふえあ〜ゆ〜(W.A.Y)』の1〜11号、13号をずーっと探しています。季刊の雑誌で、昭和53〜55年に刊行されているはず。信州フリークにはバイブルのような雑誌だったのですが、購入を始めたのが12号からだったので、それ以前の分を読んでみたいのです。心当たりの方は、ご一報くださいませ。長野県内の古書店を探さないと難しいかも。
 ヤフオクにて忠津陽子「満月城へようこそ」を3,600円で落札。復刻が出る前は1万円前後が落札相場だったので、ずいぶんと安く手に入るようになったものだ。

2005年 6月7日 今日の複雑な気分

 何日か前に、日経新聞webに「アップルがインテルのMPUを採用へ」という記事が載っていた。そして今日、正式発表があったという記事が掲載されていた。意外という思いはなく、むしろ、来る日が来ちまったぜ、というのが正直な感想である。
 PowerPCもG2までは勢いがあったり、G3まではなんとかかんとか頑張っていたが、それ以降は明らかに性能面でIntelに押されていた。ただ、性能面で劣るPPCを搭載してもなおMacのほうがハイパフォーマンスなんだという自負が、Macファンの誇りでもあったように思う。WindowsがタコだからIntelも苦労するよなあ、とかね。それに、machをベースにしたOS Xは並列処理の効率性が高いはずなので、いたずらにクロックを追求するのではなく、マルチチップで総合性能を上げるているのだという幻想も、メインストリームに逆らうMac的エリート主義をくすぐってくれたものだ。
 Intelの石が入ったMacって、たぶん、PPC搭載機よりも高性能で低価格なんだろうが、トヨタのエンジンを積んだホンダ車みたいな感じがして(ホンダ・エンジンのほうがトヨタ・エンジンよりも高性能という点で、この比較は不正確であるが)、違和感がある。「インテルの石の入ったパソコンとトヨタの車は買ったことがない」というのがオレの自慢だったのだが(笑)、あと何年かしたら、前半部分は転換せざるをえないかもしれない。まあ、Wintelに比べてMacは製品寿命が長いので、8年ぐらいは踏みとどまれるとは思うが。

2005年 6月6日 アマゾンにて

赤塚不二夫のことを書いたのだ!!
電波男

2005年 6月5日 コンプリート達成

 ヤフオクにて大和和紀「真由子の日記全2巻」KCフレンドシリーズを4,900円で落札。待てば確実にもっと安く入手できるチャンスはあったと思うが、これで大和本をコンプリートできると思うと、つい、気合いが入ってしまった。収集を初めて17年、ついに大和本の(たぶん)すべてがそろった。

2005年 6月4日 今日のカレー

 金曜の夜、ゼミが終わってから学生を連れて原村まで来た。お目当ては二年前に庭に植えたニリンソウの様子を見ることと、「丸ごとザ・カレー」を作って食うこと。
 ニリンソウは、花が落ちたあとなのか、それともまだ咲くまえなのか、花の茎が出ている株がいくつかあったものの、花を見ることはできず。かわりってわけではないが、庭一面にベニイチヤクソウが咲いておった。
 カレーは現在煮込んでいる最中。丸ごとザ・カレーは「クッキングパパ」に出ていた料理だが、よーするに、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、豚バラ肉(150グラム大)を丸ごと煮込むのである。人数が多いと寸胴で大量に作れるので、カレー・ルーも4種類ぐらいブレンドできる。で、今日はさらに、水をつかわずに作ってみた。
 丸ごと煮込むのと同数のタマネギをスライスし、ナスも細かくスライスして混ぜ、ホールトマト3缶分に野菜ジュース1パックを1時間ぐらい煮込み、野菜の濃厚なスープをつくる。そこに豚バラ肉、丸ごとのニンジン、ジャガイモ、タマネギを混ぜて煮込むのである。さて、あと30分ほどで完成だが、味見をした感じでは、辛さと甘さとが不思議な混ざり方をしていた。

2005年 6月2日 原稿依頼

 岩波書店の月刊誌「世界」から原稿依頼。仕事では三度目、原稿依頼は二度目、繰り返し依頼が来るのは、それまでの仕事がそれなりに評価されている証拠なので、やはりうれしいものである。


 授業の出来がボロボロであった。これほどダメな授業をしたのは、この稼業に入って初めて、というぐらい、悲惨な内容である。だいたいオレは学識の深さでこの道に入ったのではない。話芸が売りみたいなもんなのだから、その出来が悪かったとなれば、木に登れないサルみたいなもんす。ああ、カネを取るような内容にできなかった(自己嫌悪)。
 なにがどうマズかったか、という自己診断ができないのも自己嫌悪のタネである。自分で「あ、今日は調子が悪い」と思い、その修正も機能せんかった。こういうときの学生は非常にわかりやすく、見事に私語が多かった。しかし、自分でうまくできていないという自覚があったので、私語を注意するだけのテンションがあがらんかったのですわ(テンションが高いときは、いきなり「出てけ!」と怒鳴って追い出すか、あるいは教室のいちばん前に座らせる)。
 ま、ひとつだけ思い当たることがある。授業のしょっぱな、いきなり「Deep Throat」の話題から入ったこと。それも、ウォーターゲート事件のではなく、映画のほうのね(^_^;)。やっぱり脱線からスタートしたらあきまへんわな(反省)。

2005年 6月1日 今日の爆笑

 毎日新聞の夕刊を読んでいたときのこと。今日から「クールビズ」というわけで、官公庁や国会議員は軽装を始めることになった。もともと蒸し暑いニッポンの夏に、ユーロピアンなスーツが適合するはずがないわけで、こういう運動自体はいいことだと思う。以前の省エネルックのような面妖なコスチュームが登場したわけでもないし。
 ところが役人も議員もとまどっている由。閣僚懇談会では、

「寒いと感じる日に上着をきてもいいのだろうか」

 という質問が出たそうな。
 この閣僚、バカじゃねーの。この運動、気温・湿度に適した服装をしよう、というのが主旨なのだから、寒けりゃ着りゃいいだけのことだろうが。こんな質問をする閣僚もバカなら、「強制ではないが、部下が軽装でいられるよう留意してほしい」などと真面目に答弁した人もバカだよね。
 それにしても、多くの役人がとまどい、運動初日の今日は周囲の様子をうかがうために普段どおりのネクタイ&スーツ姿で出勤したというのだから情けない。まあ、たしかに服装には「とりあえずこれを着ておけば無難」という制服的装いが(とくに男のサラリーマンには)ある。いきなりそれを取り上げられてしまうわけだから、かわりの「制服」がないと困ってしまう気持ちはわからんでもない。
 しかしだなー、着るもの(下着を含む)と車ぐらいは、自分の価値判断で選んでほしいものだぞ>男たちよ。センスの良し悪し以前の問題だよね、これは。


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恒例の表示トラブル

夏になるとPowerBookの液晶の表示がおかしくなる。やたら色がダブつくのだ。この症状が初めて発生したときは、液晶のユニットがおかしくなったのだと思った。ただ、だましだまし使っているうちに夏がすぎ、そしたら表示も正常に戻ったので、熱に弱いだけなのかと納得したものだ。その後、夏になると表示がおかしくなる症状が毎年続いた。そして今年もその季節になったわけである。
ただ、いつもは7月後半にその症状がやってくるのに、今年は6月である。もしかすると、今度ばかりは回路なりユニットなりがいかれたのかもしれない。すでに4年以上も使っているのだから、ぼちぼちどこかの部品が逝ってしまっても不思議ではない。


スター・ウォーズ

先々行ロードショーがおこなわれた日、じつは情報通信学会の大会が近くでおこなわれていた。それなりに興味のあるテーマだったが、エピソード3と比べたら、どちらを選ぶべきかはあきらかである。
はじめてスター・ウォーズを映画館で見たのは、たしか1978年の夏だった。ロードショーではなかったはず。新宿のどこかの二番館だったか。そのときは、まあまあおもしろい映画ではあったが、とくに熱中するほどのものではないと思った。じつを言えば、ダース・ベイダーというキャラクターがいたことさえ覚えていなかったのである。2作目の「帝国の逆襲」など、観に行きもしなかった。
がぜん興味を持つようになったのは、1983年に「ジェダイの復讐」が公開されたときである。このときは、会社の同期の友人に(強引に)誘われ、銀座の映画館でロードショーを観に行ったのだ。そしてスピーディーな展開に、すっかりと夢中になってしまったのである。
当時、25インチ以上の大型テレビやレーザーディスク、サラウンド・プロセッサなど、家庭向けのAVコンポがようやく普及を始めた時期だった。そしてスター・ウォーズ第1作のLDはキラーコンテンツだったのである。秋葉原のどこかでこのLDのデモを大型テレビで観たわたしは、すぐにソニーの27インチとレーザーディスク・プレイヤーを購入した。そのために財形貯蓄を解約したくらいだ。
当時、VHSも含めてパッケージ販売されていたのは第1作だけだったので、「帝国の逆襲」のLD化が心底待ち遠しかった。発売されてすぐに購入したし(当時は11,800円もした)、来る返し何十回観たのかわからないくらいである。
繰り返し観ているうちに、スター・ウォーズの物語世界にはどんどんハマった。わたしの世代にとってシアワセなことは、スター・ウォーズの全作品の初公開をリアルタイムで経験できたことだろう。長いブランクを経て公開されたエピソード1の感激を、いまでも鮮明に覚えている。ジェダイがまだ何人もいて、ヨーダがその中心にいるというなんでもない場面にワクワクドキドキだった。ああ、この物語は我々のものなのだな、と感じたものである。