NECが究極の暗号通信技術の実用化にメドをつけた、という記事を*日経のweb*で見つけた。
暗号化はアメリカの国防総省が最優先で開発に取り組んでいる技術ジャンルなので、さて国防総省は、これからどういう行動に出るんだろうか。
アマゾンに本を注文する。
朝からずっと雨、という天候パターンは、出勤日である月・木・金のなかではずいぶんと久しぶり、という気がする。この季節、天気が良ければ幌を上げて走り、BGMはドナ・サマーか山下達郎で決まりなのだが、さて、久々の雨の首都高では何を聴いたらいいか。夜だったら松原みき、それもオープニングはもちろん「真夜中のドア」だが、朝にはいまひとつ合わない。ユーミンはあいにくと「ユーミン・ブランド」しか持っていないので、こりゃ夕方だわな。エンディングの曲が「翳りゆく部屋」だもん。とまあ、いろいろと考えた結果、選択したのは山下達郎(笑)。
達郎の曲、たしかに夏の太陽光線に合うメロディーや歌詞が多いのだけど、けっこう雨にもあうのがある。とくにアルバム「Go Ahead !」と「Moongraw」は雨の中を走るときにぴったりね。というわけで、行きは「Go Ahead !」、帰りは「Moongraw」という選択になりました。「Go Ahead !」の最後は「2000tの雨」だし(笑)。
ところで、iPodがハングりました……というか、プレイボタンに反応してくれなかった。まったく起動してくれない。シガーライターから電源を取っているので、パワー不足ということもありえない。こりゃなにかシステム的なトラブル発生だわ。で、プレイボタン、MENUボタン、中央のクリックボタンを同時に押したまま約20秒、液晶にりんごマークが表示され、何事もなかったかのように再生できるようになったとさ。
じつはこのトラブルは二度目。最初は購入の半年後だったと思う。ハードがいかれるにしては、半年後というのは中途半端だったので、もしやと思いマニュアルのトラブルシューティングを読んでみたら、案の定というべきか、まったく起動しないときの対処方法が書いてあった。それが上に書いた通りの方法である。このとき、「iPodといえども、やっぱりアップルの製品なんだな」と実感したものである。だって、オーディオ・プレイヤーなのにハングアップするんだもんね(笑)。
だましだまし使っていたものの(>Entourage)、日付順に並ばないのは相当使いづらい。意を決して、データファイルの再構築に取り組む。
材料は……って、料理のレシピを書くわけじゃあないんだが、
(1) 5月5日分までの健全なファイル
(2) 5月22日以降のメール on メールサーバ
(3) Eudoraのファイル
一応、壊れたデータファイルのクリエイタとタイプをFileBuddyで変更し、Wordで強引に読み込んだところ、修復コンバータにかければ内部データの一部が見えることが判明。がしかし、患部を発見するには至らなかったので、この時点で破壊ファイルの修復は断念する。で、再構築再開である。
再構築する気になったのは(3)があったからである。じつはメインで使っているメールサーバはアメリカのレンタル業者のもので、年に3回ほど大クラッシュする(経験値)。なので、そこに届くメールはすべて裏アドレスに転送し、そちらはEudoraで受信するようになっている。したがって、受信メール自体は常に二通りのメーラでキープしていることになるのだ。
材料(1)と(2)とで埋まらないのは5月5日午後から22日昼までの分なので、まず、Eudoraのデータファイルのバックアップを取り、元ファイルからその期間以外のファイルを削除した。Entourageもバックアップを取った後、5月5日までの健康ファイルを転送する。で、Entourageのインポートを使ってEudoraのファイルを取り込み、ルール設定に沿って振り分け、未読メールを一つずつチェックして既読にし、整理が終わってからメールサーバにアクセスして22日以降のメールを落とす。
こう書くと簡単に終わったように感じるだろうが、ひとつひとつの作業にけっこう時間がかかり、結局半日近くかかってしまった。まあ、バックアップごとファイルがダメになったときは、このぐらいは仕方あるまい。
これでなんとかEntourageを正常に使えるようになった。ただし、5月5日以降のこちらからの送信メールはEntourageに残っていないし、当然ながらその間にどのメールにreplyしたかという履歴も消えている。ただ、そこまでリカバーするには、結局元のEntourageファイルのインポートができないかぎりは不可能なので、それは方法がわかったときに取り組むことにしよう(と自分に言い聞かせるのであった)。
メールソフト(Microsoft Entourage)のデータファイルが壊れたようである。ここ何日か、日付順に並んでくれない。未読メールのみを表示させようとすると、全メールが非表示になってしまう。あれこれ調べたところ、23日(月)の午後あたりからのメールの並びがおかしいことがわかった。
そういやその日の午後、メール受信中にMacがフリーズし、強制リスタートをかけた。たぶん、そのときにメールの管理データを記録したファイルになにかゴミが生じたのだろう。読む分には問題ないし、ヘッダにも異常はない。並びだけが変ちくりんなのである。
バックアップは毎日取ってあるのだが、問題は、バックアップ自体も月曜のトラブル後に取ったもの、ということ。よーするに、壊れたファイルが二重にあるだけなんである。月に一度は二重バックアップも取っており、最近のファイルは5月5日付なのだが、残念ながらメール・サーバに残っているメールは5月22日以降の分なので、ファイルの再構築もできない。
ためしに、Entourageから5月23日以降のメールを削除し、Outlook Express 5を使って5月23日以降のメールを落とし、そのファイルをEntourageにインポートしてみたのだが、問題は解決しなかった。いちばん確実な修復方法は、健全な状態で保存されている5月5日までの二重バックアップのファイルをベースに使い、元ファイルには5月5日〜22日までのファイルを残し、バックアップにそれをインポートし、23日以降の分はOutlookからインポートする、というツギハギだろう。がしかし、Entourageのファイルをインポートできるソフトが手元にない(涙)。
いろいろと状況をチェックしてみたところ、日付の並びは完全なランダムではなく、メールの状態(フラグの有無、未読・既読、返信あり・なし)によってソートがかかっているらしいことが判明した。まあ、ある程度の規則性がわかったので、とりあえずはだましだまし使ってみよう。
しかしまあ、バックアップごとトラブルときって、いちばん困りますわな。
鶴亀算の問題をたまたま目にしたときのこと。鶴亀算とは「鶴と亀があわせて12匹、足の数の合計が38本のとき、鶴と亀はそれぞれ何匹?」とかいうパターンの問題だ。数学的にはLP問題といわれる問題形式(ついでながら、一般形式のLP問題の解法の土台は「フィリップ・ホールの結婚定理」というちょっと変な名前の定理である)なのだが、最も単純な二元一次の形式は鶴と亀を持ち出して小学校高学年向けの定番問題になっていることは、みなさんご存知のとおり。
で、「鶴と亀があわせて12匹」というくだりでふと思った。鶴は「1羽、2羽……と数えるのだから、“12匹”といった時点でぜーんぶ亀ってことじゃん」と。でもこれじゃあ問題にならんわな。個体を数えるとき、その表現形式が違うときは、どれかで代表させるんでしょうかね。まあ、「羽」や「頭」よりも「匹」、「匹」よりも「個」のほうが、直感的には一般的表現って印象はある。だって、「ウサギとネズミ、あわせて12匹」といわれても抵抗は少ないけど、「あわせて12羽」と言われたら、空飛ぶネズミかいな、なんて思うもんね。
原則はいったいなんなんだろうか。ヒマができたら調べてみます。
青池保子 コーラとひょうたん 13,000円
毎度のハードな月曜勤務。今日はめずらしく午後6時半の時点で首都高がガラガラだったのが公団のwebで確認できたので、「それなり」に飛ばした。途中、高速6号の向島〜両国間にNシステムのカメラ列があるのだが、そこを通過中、いつもよりもフラッシュが明るく瞬いた。あれ、これってNシステムだったはずだよな? もしかしてオービス兼用? だとしたら、カンペキにやばい。うーん、カメラでの速度自動取締では、眠っていてもわかるほど明るくフラッシュがたかれると聞いていたのだが。
ようやく「ネットワーキング―ヨコ型情報社会への潮流」が手に入った。アマゾンのマーケットプレイスにリクエストを入れて一年ぐらいかかった。
明け方に一度目が覚めたのを境に、二つ夢を見た(のを覚えている)。どちらも変な夢であった。
一つ目。どこかの田舎に家族と一緒に遊びに行ったのだが、カミさんが熱を出したので医者を呼んだ。来たのはランディ・ジョンソンで、ヤツメウナギの目玉を潰して呑ませろという指示をオレにした。で、小さなすり鉢にヤツメウナギの目玉(数の子にようにしか見えなかったが)を入れ、必死にスリスリしているところで目が覚める。
二つ目。八ヶ岳の原村から蓼科に向かう県道(実在)を車で走っていたのだが、川をぐるりとまわりこむU字コーナーが工事中で、ふと気がついたら普通にランニングしていた(車がどうなったかは定かでない)。手すりのない石の橋を渡ると街があり、唐突に山に登ろうと思ったのだが、まとまったカネも装備もない。ポケットには千円札が一枚だけ。で、パチンコ屋に行って稼ごうとするのだが、買った玉がすべて砕けていた。なんじゃこりゃ……というところで目が覚める。
ヤフオクで美内すずえ「はるかなる風と光」3巻をゲット。最終巻なのにたったの150円である。これ、単独入手の難しさはダントツなのに、こんなに低い落札価格でいいのか?
週刊マーガレット1967年8月6日号
馴染みの古書店から届いた目録を見て即注文した雑誌。お目当ては、わたなべまさこの「奥さまは魔女」である。扉ページに「奥さまの名前はサマンサ」で始まるセリフがそのまま載っている。
恥ずかしながら、この作品をわたなべまさこがコミック化していたことを知らなかった。ドラマの人気、当時のドラマとマンガの関係を考えれば、誰かがコミック化していたであろうとは予想していたが、実際にいつ誰がおこなっていたかまでは知らなかったのである。
わたなべまさこの絵柄・作風は嫌いではないのだが、「奥さまは魔女」に関しては、鈴原研一郎のほうがイメージに合うような印象がある。
このマーガレットには、横山光輝の「コメットさん」も掲載されていたが、なんといってもいちばん楽しめたのは、16歳当時の由美かおるのフォトページである。いまとぜんぜん違いないじゃん。いまの由美かおる、じつは三代目ぐらいなんじゃないのか(^_^;)。
ひかわさんの日記を読んでいたら、そういや「よもや自分が生きているうちに」という出来事が、考えてみたらずいぶんとあるものよのぉ、ということに気づいた。
昭和が60年代に突入したとき、このままずっと年号は昭和のままで、皇太子(今上天皇)は万年皇太子のままではないか、なんて思えたものである。昭和天皇と自分の年齢を比べれば、そんなことはありえないとはわかっていたが、天皇崩御のときは、「え、ほんとにこんなことが起きるんだ」と思ったのも事実である。
21世紀もはるか未来って感じだった。子どものころに描いた21世紀の街には、透明のドームに保護されていて、中空をハイウェイが行き交い、エアカーが飛んでいた。みんなおんなじような絵を描いていたもんな。
自民党政権が(一時的とはいえ)倒れたときも、ああ、日本でも政権が交代するんだというボケた感慨があった。
学生時代に白馬のペンションでバイトしてたときも、「いつか白馬でオリンピックをやるときが来るんだろうか」と仲間内でバカ話をしていた。誰も信じてなんかいなかったもんな。しかも、ジャンプ競技を白馬で開催する、なんて。八方のジャンプ台って、当時は30メートル級しかなかったんである。
三菱銀行と東京銀行と三和銀行と東海銀行が一つになるとか、富士銀行と第一勧銀と興銀が統合するとか、住友銀行と三井銀行と太陽神戸銀行が合体するなんてことも、学生時代には「よもや」である(ちなみにあのころは都銀上位行と下位行とでATM網が別々だった)。ましてや長銀が破綻するとか、山一証券が解散するなんて、「よもや」の五連発ぐらいの出来事である。
考えてみれば、ほんと、次から次へと思いつきますね。まあ、個人的には「よもや」のトップニュースは、フェルマーの最終定理が証明されたことでしょう。学生時代に整数論の教授から「あと一歩」という話は聞いていたが、未解決歴300年の難問である。
痛恨の「よもや」逃しは、3年前のしし座流星雨である。あと2時間起きていたら。ああ、いまでも悔しい。なまじっかそれまでに何度も流星群の空振りを経験していただけに、「どうせ今回だって」と思ったオレが悪かった。「よもや」を経験するためには、手間を惜しんではいけまへんな。
漫画家の岡部冬彦が亡くなったそうだ。享年82歳。
活動ジャンルが大人向けの四コマ漫画なので、大ベテランのわりに知名度は高くない。かくいうこのオレも、『ベビーギャング』ぐらいしか知らなかった。古い漫サンか漫読で見かけたような気がする。この作品は吹き出しのセリフがいっさいないという、ヨーロッパ的なコマ漫画である。
資料で調べてみると、「アサヒビールはあなたのビールです」というコピーを昭和26年に三国一朗と共同で作ったそうだ。昭和36年に文藝春秋漫画賞を受賞、平成元年に紫綬褒章を受賞している。もともとは新聞記者だそうだから、作風といい出自といい、手塚以前の本流をたどった漫画家といっていい。
長者番付(これ自体は変な制度だと思うが)が発表され、史上初めてサラリーマンが年収トップになったというニュースがあった。タワー投資顧問の運用部長・清原氏。年齢は46才(大卒年を見るとオレと2才違いである)で昨年の推定年収は100億円だそうだ。
正直、日本もついにこういう時代になったのだ、という感動があった。実際のところ、日本の金融マンは長らく先進国中でもきわめて低い賃金水準だったのである。こう書くと、銀行員の給料はむやみに高いじゃん、という指摘が来そうだが、銀行員は「銀行という業種の会社で接客事務を行っているサラリーマン」であって、金融マンではないのである。投資顧問のファンドマネージャともなれば、おそらく平均睡眠時間は3時間の生活が何年も続いていることだろう。こういう人たちは、1000億円の損を一瞬にして出して伝統ある銀行を破産させることもあれば、魔法のように資金を増やすこともある。この清原氏、低金利・株安の時代にあって、運用利回りが常時15〜30%、年によっては100%を越えたというのだから、プロ中のプロなんだろうね。
いまの金融業界、本格的に稼ごうと思ったら、一騎当千のファンドマネージャが燃えつき覚悟で挑まなければ勝負にならない。もともと日本の銀行さんは、潤沢な資金を土台にした利ざや稼ぎが得意技だったのだから、優秀かつ誠実な歩兵はいても、髪振り乱してばっさばっさと敵をなぎ倒す大将がいなかったわけだ。これでは勝てるハズがないじゃん。
もちろんオレは、アメリカ式自由主義を全面的に肯定するわけじゃあない。がしかし、現実に複雑怪奇な金融市場が存在する以上、そこでガチンコ勝負ができる人材がいないと、国の経済がもたないことも事実である。ならば、そういうゲームに算入する人がでるだけの環境ぐらい、あってもいいと思う。
92年にフランスに引っ越したとき、彼の地の日本語新聞で、野村証券のイギリス法人の契約社員が年収4000万ポンドを記録し、イギリスで一番の稼ぎ頭になった、というニュースがあった。日本円で80億円である。たしかこの年、マイケル・ジョーダンの年収が90億円ぐらいだったはずだから、歴史的スーパースターとおなじ年収を記録する金融マンがいた、ということなのだ。
アメリカにも年収10億クラスのファンドマネージャはごろごろいる。もちろん、その反面として、超高学歴ホームレスがさらにたくさんいることも事実だ。ファンドマネージャとなるには大学で数学または数理工学を修め、それから企業で実務を5年ぐらい勉強し、その後有名なビジネススクールでMBAを取り、さらに金融機関で実務を積む……といったスゴロクが必要なのだという。
その間の競争は熾烈で、脱落する者はボロボロになって去っていく。さらに、ファンドマネージャとなってからの生活も悲惨で、ニューヨークの場合だと、朝5時ごろ自宅にリムジンが迎えに来て出社、帰宅はもちろん夜中、土曜は資料の整理や平日にこなせなかったアポ、日曜は資料の作成。これが一年中続く。つまり、休む時間がない。で、彼らは5年ぐらいで「燃えつき」るのだが、その間に一生遊んでも使い切れないだけの金を貯め、一線を退いたのちにフロリダとか西海岸で優雅に暮らしたり、貯えの一部をベンチャーキャピタルに出資したりするのだそうだ。
個人的には、こんな生活はしたくはないし、誰もがこういうスゴロクに参加すべきだとももちろん思わない。しかし、こういう人生に挑戦する人がいたっていいと思うし、そういう人の「燃えつき」のおかげで、年金利回りが確保できるのも事実である。ならば、成功の報酬だけはリスクに見合った大きさがあってしかるべきじゃん。なので、清原氏の年収100億には、ちょっと感動したのである。
ちょっと睡眠時間が不足気味だと、左のまぶたがぴくぴくとケイレンする。べつに視界を遮るわけでも、何分も続くわけでもないのだけど、けっこううっとうしいもんです。大脳に近い部位ほど細かな変化は気になりますね。
寝不足の理由はわかっているんだす。土日に寝だめをする習慣がずっとついていたのに、いまは土曜にかぎって7時45分からBS2で朝ドラ再放送を見るために早起きしてしまっているので、日曜の爆睡だけではカバーしきれないのですね。べつに竹内結子のファンってわけではないのだけど、以前、「ちゅらさん」の再放送を(時間帯は違いましたが)ほとんど見そびれて悔しかったので、ついついこだわってしまうのです。
ヤフオクにて少年チャンピオンの創刊号を落札。8,150円であった。
楽天で配信中の「サラリーマン金太郎」を読んだ……というか、見てみた。リーダーがWin版オンリーだと思っていたので無視していたのだが、たまたま覗いてみたら、それは完全版だけで、簡易版はShockWavで読めることがわかった。さっそく第1〜3話を読んだ次第である。
この配信、内心バカにしていたのだが、けっこういいかもしれない。認識を改めたぞ。コマ毎に提示するという説明を読んだときには、単にまだるっこしいだけだろうし、それならいっそ昔風の絵物語にすりゃいいじゃん、と思っていたのである。ところが、現在配信中の金太郎は、もちろんアニメではないが、吹きだしを段階的に表示させたり、明け方のシーンで建物の陰影を変化させたり、あるいは移動シーンでコマをゆすったりするなど、けっこう細かな工夫をしている。見ていて違和感がなかったのである。
30年ぐらい前だったと思うのだが、朝7時から「テレビ紙芝居」というのをどこかの局が放送していた。画面に絵を映して揺さぶりを入れて動きを表現し、声優が紙芝居とおなじく物語を述べるのだが、そのときのことを少し思い出した。しかし、語りでストーリーを伝えるのが核にある紙芝居や絵物語にくらべ、漫画はコマのつながりだけで展開がわかる。したがって、表現テクニックはおなじようなものでも、「サラリーマン金太郎」的な提示のほうが、はるかに緻密な感じがするのだ。
手塚治虫DVD全集が出たときにも「画面で読むマンガ」に出くわしたわけだが、こちらは長期旅行時の時間つぶしのときぐらいにしか読もうという気にならない。単にページめくりだけだから。それに比べ、こんどの楽天の配信は、金を払って読んでみようという気にさせてくれる。こういう形のマンガもいいかもしれない。
インターネット配信のコンテンツも、けっこう進歩してるんすね。ちょいと勉強不足ざんした。
BS2のNHK朝ドラ再放送「あすか」のついでに、本放送の「ファイト!」も見るようになったのだが、見続けるとそれなりにおもしろいと思えるようになってきた。結局、朝ドラというのは、とにかく惰性で見ることが重要なのだと再認識した次第。でなければ、そう何年も続くわけがありませんわな。
情報誌「ぴあ」の創刊号(復刻版)を入手。創刊は昭和47年だったのね。50年代だとばっかり思っていた。
オレの記憶では、昭和50年代に「ぴあ」派と「シティロード」派とに読者が別れていたように思う。あたしゃー、ロード派でした。映画館の上映スケジュールは、シティロードのほうが見やすかったと思うぞ。たしかロードは一覧表になっていて、ひと目で見比べられたはずだ。
「シティロード」っていうDJ喫茶も渋谷公園通りにありましたね。学生時代、代々木のNHKの駐車場でローラースケートをときどきやっていたのだけど、ひとすべりしたあとに、公園通りのロードに行くのがわりと定番パターンだったっす。あの当時だと、週末のホコテンは「竹の子族」と「ロックンローラー族」「ブラスバンド族」に専有されてしまったため、空き缶並べてローラースケートで遊ぶ軟弱者たちは、だんだんとNHKのほうに押しやられたんだな(笑)。
朝、職場の駐車場に着いた際、1限の授業を持っている同僚の車がなかった時点でいやな予感がした。教務課に立ち寄ったところ、予感はビンゴ。その同僚は緊急入院し、少なくとも20日までは休まねばならぬとの連絡が入った由。
さあ、困った。今日は4限の時間帯に特別な授業の説明会があり、通常はその同僚とコンビでこなしているのだが、単独で担当せねばならぬ。もちろん一人でやれる内容なのだが、資料の配付、出欠確認、説明、出席票の回収などの作業が分担できない。おまけにオレは5限に授業を持っている。よーするに、準備や片づけの時間を取れないのだ。
さらに、その同僚が休む間の必修科目やゼミも、そのまま休講にするのか、それとも代行を立てるのかを昼休みまでに決め、関係部署の根回しや学生への連絡をしなければならぬ。いやもう、あちこち飛び回りましたがな。3限の授業は、すがやみつるさんにゲスト講師を依頼していたのだが、なにぶんにもこんな状態だったので、講演中にちょっと中座させてもらい、いそぎ昼飯を取った……といっても、パン3個を超特急で胃に流し込むだけだったが。講演後も、本来ならばお茶を出したり学生のコメントをコピーしてお渡しするのだが、4限に説明会を仕切らねばならぬので、途中で失礼させてもらった(すがやさん、ごめんなさい)。
結局、今日はトイレに行くヒマもなく、仕事が一段落したところで、急に尿意をもよおしたくらいである。久々にサラリーマン時代のあわただしたを体感したが、こんなことに懐かしさを覚えるほどオレは仕事好きではないのである。早く来い来い夏休み。
ヤフオクにてマーガレットの創刊号を落札した。7,250円也。
実務的な内容を話しあう会議が一件。メンバーは全員、案件に関する私案を作成して事前に提出し、それを会議でつきあわせることになっていた。
あくまでも一般論ではあるが(一応の予防線(笑))、こういうときは、一番ぐちゃぐちゃ突っ込む者ほど資料を作成してこないものである。しかも、その突っ込みの多くは鋭い意見などではなく、枝葉末節だったりする。で、資料がないことを突っ込もうものなら、まず間違いなく多忙を理由にするものだ。あーあ、やれやれ、である。
正直なところ、教員稼業は以前のサラリーマン時代に比べれば、はるかにヒマである。多少(相対的に)忙しくても、サラリーマン時代のハードワークと比較してしまい、ついつい仕事を引き受けてしまう。まあ、一種の貧乏性みたいなもんか。それにしても、規制に守られていたギョーカイというのは、ある意味恐ろしいっすな。
午後の3連コマ、やっぱしんどいっす。おなじ内容をクラスごとに繰り返す演習科目ではなく、三つともすべて講義科目、しかも二つが大教室授業。同業者なら、このハードさは理解してくれると信じる。
でもまあ、私語もなく熱心に聞き入ってくれるので、しんどいけど気持ちのいいもんですわ。基本的に人前でしゃべるのが好き、という人には、多少ハードでも楽しめる稼業ですね>ダイガク教員。会議さえなければ、ほんと、言うことないんだけどね。明後日は会議のためだけに、別のキャンパスまで出張らねばならんのです(涙)。
さて、原稿書こうっと(モード変換)。
ヤフオクにてニュートンの創刊号から132冊分のセットを落札した。6,350円というオトク価格であった。
昨夏、自宅を新築した際、一階に7.5畳の書庫スペースを設けた。そこに三次元構造の複雑な書架を自作したのだが、まだ壁が二箇所ほどあいているので、そこに書架を増設することに決め、今日、簡単な図面を作った。ついでに一部が段差になっていたメイン通路部分にもフローリングを貼ることにする。
書庫は床下スペースがないため、その分、床が低く、天井までの高さが268センチある。書架はすべて9センチ角の束に乗せているので、正味の高さが259センチ、棚数は11がベースだ。増設する書架も奥行き14センチ(1×6材)・棚幅38センチのが一つ、奥行き8センチ(1×4材)・棚幅42センチのが一つである。これでB6判約250冊、文庫判約300冊分の収納スペースを確保できる。最近は雑誌の増加ペースが高まっているので、五年はもつ予定で設計した書庫だが、3年でいっぱいになるかもしれん。まあ、そのときはそのときぢゃ。
設計のために書庫をまわっていると、ついついマンガに手を出してしまう。今日読んだマンガは、
手塚治虫『三つ目が通る』1〜4巻(講談社コミックス・マガジン)
でござる。じつは講談社コミックスから出ている手塚マンガは、これ一タイトルのみなのね。三つ目そのものが、W3事件以来のマガジン連載作品なのだが、W3までのマガジン連載作品は秋田書店のサンデーコミックスから出ているので、KCブランドは三つ目のみとなった次第。
いつもいつも痛くなる箇所は頂上からやや左前方部なのだが、このところ反対側のところがチクチクと痛む。脳味噌を使う場所が違ってきているんだろうか。
頭痛がひどくて我慢できないときは、溶かして呑むタイプのアスピリンを服用している。日本では売っていないので、フランスを旅行したときに買いだめしておく。数年前に買いだめした分は、すでに薬用期限が過ぎてしまったが、だましだまし使用していた。ただ、さすがに薬に変色が見られるようになったので、先日、友人に買ってきてもらった。これで一安心。
なぜだか他の頭痛薬は効かない。人によって相性があるんでしょうかね。そうだとしたら、おらはアスピリン体質だす(笑)。
今日読んだマンガは、
かわぐちかいじ『沈黙の艦隊』16〜31巻(講談社モーニングKC、モーニング臨時増刊)
かどたひろし『ダボ』1〜3巻(少年画報社、ヤングキングC)
でござる。
またやってしまった。組織論関係の授業で官僚制システムの話をするとき、いつもいつも宦官のオチンチンの処理の仕方を話してしまうのだが、今回も不可避であった。脱線そのものは授業につきものだが、この話題はつい長く話してしまうので、かならず予定していた本題が終わらないのである。
宦官のオチンチン処理の詳しい話は、13年ほどまえに、りゅうぞうが教えてくれた。手術内容もなかなかに興味深いのだが、切り取ったオチンチンを唐揚げにして保存するというところが最も印象的であった。唐揚げにすると、やっぱりサラミ的形状になるんだろうか。
先日届いたばかりのレイ・パーカーJrベストCDの返品手続きをする。全18曲中、最初の3曲が再生不能であった。アマゾンから購入したので、クレーム画面を呼び出して手続きを行った……が、困ったことが1点。アマゾンのいいところは、事務的な事柄をwebで事務的に進められる点なのだが、返品の場合、表示されたバーコードを印刷して納品書に同封しなければならないらしい。ところが、うちのパソコン環境には、普段、プリンタなど接続しておらんのだ。だいたいプリンタを自宅で使うことなど、年賀状シーズンぐらいのものである。仕方がないので、画面のスクリーンショットを撮っておき、明日、職場で出力することにした。
思うに、いまは書類を届けるにしてもメールですんでしまうので、プリンタを使う機会が激減したのはオレだけではないはずである。同様に、フロッピーも使う機会がほとんどない。メールの添付ファイルであらかたすむし、勤務先でオフラインのデータ交換をするときも、フラッシュ・メモリか携帯HDDがあるからフロッピーは不要である。なので、いまどきプリンタやらフロッピーやらの使用を求める仕組みというのは、えらく迷惑だと思うのだ。役所がそういうトンチキな対応をしても驚かないが、あのアマゾンがこういう対応をしているのは意外である。
返品せねばならぬレイ・パーカーJrのCD、四曲目以降はとりあえずiTunesに入れたし、そのなかには一番聞きたかった「It's Time To Party Now」が含まれているので、返品は急ぐまい。一応、データのエントリーはすんでいるし。
朝、いつものように7時半起床。7時46分よりBS2で「あすか」の再放送を観る。終了後、BS1にチャンネルを替え、BSニュース、それからヤンキース戦の中継を観る。GWといっても、まるでいつもの繰り返しである。
さえないヤンキース戦が終わり、惰性でマリナーズ戦を眺めていたところ、カミさんから外出コールが起きる。本当は今日はホームセンターでSPF材とフローリング材を購入し、書庫の追加工事をしたいと思っていたのだが、一日ぐらいつきあわないとヤバイので、外出に同意する。行く先は、最初は鎌倉といっていたのだが、時間がすぎてしまったので麻溝台公園に変更。多摩動物公園にしておけば、帰りに八王子の佐藤書房に寄れるのだが、GW期間中ヘタに八王子なんかに行ったりしたら、帰りは渋滞にぶつかってしまうのでパス。
麻溝台公園は家族連れで賑わっていた。連休の快晴、広々とした公園と、家族が繰り出す条件はそろっている。そうした日常的平和な世界にいるのが、なんとなく場違いな感じがしてしまう。ヤクザな稼業に身を置く者としては、こういう公園には平日の人のいないときこそ訪れるべきであって、連休中は、こういうときしか来られない人にゆずるべきなんじゃーないかと考えてしまうのである。
ここに書かなかったからといって、べつにマンガ断ちをしていたのではございませぬ(笑)。
大和和紀『ハイヒールCOP』5巻、『新ハイヒールCOP』(講談社KC mimi)
里中満智子『天井の虹』9〜15巻(講談社KC mimi)
授業で婚姻制度のことを話すときは、かならず天智〜天武朝の皇族の血縁関係に言及しています。天智と天武は同母兄弟、天武の后・持統は天智の娘、天武・持統の息子の后は持統の異母妹、以下省略。血縁関係の線が入り乱れているのですが、そのあたりは『天井の虹』を思い浮かべながら黒板に線を引いております(笑)。皇族と蘇我の関係、天智〜天武朝の婚姻関係、その後の皇族と藤原の関係を見れば、婚姻の意味はハッキリするわけですよね、すくなくとも権力者のあいだでは。
ちなみに、庶民階層の婚姻とか家族について言及するときは、赤松夜這学に準拠しています(^_^;)。
アマゾンに「復刻版 手塚治虫のディズニー漫画 バンビ ピノキオ」を注文する。よもやこれが復刻されるとは、時代もかわったものである。
GW期間中の通勤でうれしいこと。道も電車もガラガラ……というわけで、往路の首都高、渋滞ゼロでじつに快適なドライブでした。空気も適度に冷たく、日差しも薄雲でやわらかく、これ以上ないというオープンカー日和です。車内BGMはEarth Wind & Fireの "Raise!"とシェリル・リンの "The Best of Cheryl Lynn" でござる。
空いているときの朝の首都高は、本当に快適なルートですね。たまーにMM21からベイブリッヂを通って行ったりするのですけど、そういうときは、アメリカ映画のオープニング場面に出ているような気分になります。今日は通らなかったけど。
娘が本を買いに行きたいというので、横浜ダイヤモンド地下街までエスコート。ついでに「スター・ウォーズ エピソード3前売り券ミニライトセーバー引換券付」を2枚購入する。
最初、ジョイナスの相鉄線改札口近辺にあるプレイガイドで購入しようとしたのだが、店員が「オマケが付いてませんが、よろしいですか?」と尋ねてくる。「引換券になっているのでは?」と聞き返すと、オマケ付き前売り券は映画館でないと買えないとのことであった。礼を言って相鉄ムービルを目指す。
この店員さん、わざわざオマケ付きでないことを確認するのだから、よほど問い合わせやらクレームが多いのであろう。そりゃ前売りまでわざわざ買おうという人なら、ミニライトセーバーが付いてなければ怒るだろう。オレだって、最初は金券ショップで前売りを買うつもりだったのを、オマケ目当てでわざわざ正価で買うことにしたのだから。ということは、オマケをかき集めるために、前売りを大量に買って、チケットを金券ショップで大量に売却するやつもいるに違いない。でも、5万個もあるんじゃあ、それほどプレミヤ価値は出ませんわな。
パソコンのディスク内には10万以上のファイルが記録されているが、そのなかでいちばん重要なファイルは、メールソフトのデータファイルである。これが失われると、仕事関係の連絡事項が錯綜してしまうのだ。なので、当然ながらバックアップは二重、三重に取ってある。
しかし、いくらバックアップを取ったところで、万全ということはありえない。最も危ないときは、ファイルが部分的に壊れていることを知らず、そのバックアップを取ってしまうときだ。今回、まさにそういうことが起きてしまった。
メールの内容そのものは読める。しかし、タイトル表示がおかしい。データフィアルをエディタで強制的に読んでみたところ、ファイル本体に異常はない。どうやらデータ管理部分がクラッシュしたらしい。
残念ながら、バックアップ自体も壊れたファイルのままだ。二重目のバックアップは一ヶ月ほど前のものである。じつは、異常に気づいたのは一ヶ月前だったのだ。そのときは、データのクラッシュではなくメールソフト側に何らかのバグがあるのかと思い、ファイルの修復はおこなわなかった。思えばあのとき、異常なファイルは破棄し、バックアップからあらためて最新のメールを読み込ませてやればよかったのだ。
結局、古いバックアップをもとに、別メーラーに転送してあるファイルを移植し、なんとか最悪の事態を逃れた。最重要ファイルは一週間ごとに段階的なバックアップを残すぐらいでないと、こういう事態には対応できない。