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2006年2月26日 うわぁあああ、0.03秒差だよー

 惜しかった! ほんっとーに惜しかった。わずか0.03秒差でメダルに届かなかった>皆川。うううう、岡崎も0.04秒差でメダルを逃したけど、それ以上に残念。
 まだ競技は続いているけど、タイム的に上位10名の結果が変わるとは考えられないので、皆川の4位と湯浅の8位は確定とみていいでしょう。まあ、メダルは獲れなかったけど、二人入賞というのは、今回のオリンピックで最大の快挙といっていいですね。1968年のグルノーブル五輪以来、日本人のアルペン競技でこんなにドキドキしたのは初めてですよ。海和、沢木、岡部、木村と、数々の名スラローマーが10位以内にも入れなかったのに、同時に二人も入賞ですからね。
 それにしても残念。0.03秒差かぁ。惜しい。すごい結果だけど本当に惜しい。前半の滑りが明らかに慎重になっていたもんなあ。でも、攻めすぎれば今日の展開からして途中棄権となるリスクはあったのだから、惜しいけど、結果は結果ですね。

2006年2月25日 頑張れ皆川!

 す、すごい、一本目の第一シードが終わった段階で3位ですぜ@男子スラローム。こりゃすごいわ。しかもトップとは0.07秒差ですよ。男子が二人第一シードされているというだけでも驚きなのに。有力選手がすでに5人失格、1人最初から棄権という波乱の展開ですので、もしかしたら、日本の男子アルペン史上、ン十年ぶりのメダルも夢ではないかもしれない。
 ああ、1本目を見ただけで寝ようと思っていたので、これは最後まで見ないといけないなあ(^_^;)。

2006年2月24日 もしかして史上初?

 荒川の金メダル、もしかすると、日本人の個人が地元開催以外で獲得した初めての金メダルでは?
 冬季の金メダルは9個目でしたよね。札幌の70m純ジャンプ、アルベールビルのノルディック複合団体、リレハンメルのノルディック複合団体、長野のジャンプ・ラージヒル、ジャンプ団体、スピードS男子500m、ショートトラック男子?m(西谷が出たやつ)、女子モーグル……で、今回の女子フィギュアと。やっぱ日本の五輪史上初ですね。
 スキーのアルペン競技でメダルが獲れるのはいつになるんでしょうね。木村、皆川、佐々木と、少しずつ近づいている気はするんですけどね、スラロームに限っては。

2006年2月23日 冬季うつ病?

 このところ、食事を取った直後から空腹感を覚える。ああ、食ったぁ、と思ったとたんに、お腹がグーなのだ。最初のうちは、今日はずいぶんと食欲があるなぁという程度にしか考えていなかったが、もう一週間もそんな状態なので、さすがにどこか体に異変が生じたのではないかと心配になった。ストレスがたまって交感神経・副交感神経の連携がくずれると、空腹感や満腹感に失調をきたすといったことを聞きかじったことがあるからだ。
 で、空腹感でぐぐってみたところ、「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」のなかに、思い当たる内容が掲載されていた。

本当は怖い空腹感〜遠すぎた春〜

 なんだかドンピシャという気がする(^_^;)。このところずーっと家にとじこもってwebの編集をおこなっているしなー。今日なんて首筋がガチガチに凝っている。それだけ長時間、モニタを眺める作業をしている、ということだ。部屋は北側で太陽光線などほとんど浴びていない。やっぱり日に一回は散歩に出ないとあかんか。

2006年2月20日 「風のハルカ」のお父さん

 NHK朝ドラの「風のハルカ」、まあまあおもしろい状態が続いている。これならB+ぐらいは付けられそうだ(笑)。渡辺いっけい、真矢みき、朝丘雪路の演技の臭さとヒロインの素人っぽさとのバランスがいいのである。なによりも松岡充演じる猿丸の風のような存在感が今回は気に入っている。
 で、先週土曜放送の予告の内容が、なにやらお父さん(渡辺いっけい)が亡くなるような展開だったのだ。しかし、朝ドラの終盤で主要キャラクターが亡くなるという例は、少なくとも最近の作品にはない。死なせるときは、序盤のハイライトにするのがこのところの方程式である(「あすか」「ほんまもん」「「まんてん」「こころ」「てるてる家族」など)。「まんてん」に至っては、死んだはずのお父さんが後半になって実は生きていたというカムイ伝のような展開になったくらいだ。
 そんなわけで、ハルカのお父さんが亡くなるとは信じられなかったので、今日は朝イチでNHKの朝ドラのホームページにアクセスし、来週の予告をチェックしたのである(ちなみに、前述の「土曜放送の予告」というのは今週の分であり、webに月曜掲載される予告はさらに次の週の分)。で、先のストーリーにめでたくお父さんが登場することを確認し、「ああ、やっぱりな」とホッとしたのであった(笑)。

2006年2月18日 ひ、広い

 NANAOのモニタが届いた。現在、モニタで一番人気のあるFlexScan 2410である。24インチ画面、解像度が1920×1200あるのだが、横の広さにちょっとびっくり。だけど、窓をいくつも広げて作業することが多いので、こりゃ便利だわ。
 広さよりもなによりも、画面のクリアさ、シャープさが驚きであるな。いままではiiyamaの17インチを使っていて、これだって性能は悪くはないのだが、液晶パネルの世代が違うし、なによりもNANAOのが性能良すぎ。もっと早く買えばよかった。
 blogを始めたくなったので、デザインのための本をアマゾンに注文した。

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2006年2月15日 釈迦もキリストもニートなのだ

 いま現在、オレが最も知り合いたいと思う研究者は教育社会学者の本田由紀さんである。『若者と仕事』(東京大学出版会、2005)で興味を持ったのだが、今回は『「ニート」って言うな!』(光文社新書、2006)を読み、そこで展開されたニート言説批判にはおおいに感銘を受けた。鋭く切り込んでシャープに論駁するというスタイルではなく、あくまでもデータを正確に読み取って分析を積み重ねる論述スタイルは、非常に真摯だと思う。この真摯さが、ともするとセンセーショナリズムに陥りがちなテーマを論ずるにあたり、最も必要な姿勢であるはずだ。
『「ニート」って言うな!』は三部構成になっており、本田由紀、内藤朝雄、後藤和智の三名がそれぞれ執筆している。タイトルからも推察されるように、ニートを批判/肯定するものではなく、ニートを諸悪の根源であるかのごとく取り扱う言説を批判するという、メタ言説的な主張となっている。詳しい感想はいずれレビューにも書くつもりだが、メディア・コミュニケーションを研究テーマとする者としては、おおいに共感できる内容ばかりであった。社会問題・労働問題においては、ニートという存在とおなじくケータイやインターネットもしばしば「主犯」として扱われているわけであり、その構図はほぼおなじと考えていいだろう。
 個人的に抵抗を覚えた箇所を挙げるなら、後藤さんが担当する第2部の終盤で開陳されている「自由な社会の構想」に見られる一種の楽観主義である。簡単にいえば、多様性を認め合う寛容な社会を是とする論議なのだが、「(略)自由な社会で強制されるのは、なじめない者の存在を許す我慢(寛容)だけです」(p.205)という主張は、オレには楽観主義としか思えない。存在を許すことが極めて苦痛で困難だからこそ、移民問題やアラブ vs イスラエルの対立が数千年の長きにわたって続いているのではないのか。
 それはさておき、本書を読んで再認識したことは次の2点である。

  • ニートもフリーターもいない社会は閉塞状況に陥る。
  • 世に語り伝ふること、まことあいなきにや、をほくはみなそらごとなり。

 一寸先は闇という人生にあって、一度や二度は、根本的なキャリア・チェンジが求められる機会はあるはずだ。そういうとき、ニートを選択するしかないはずである。転換先のキャリアの専門性が高ければ高いほど、「働きながら力をつける」なんてことは容易にはできないはずだ。ニートにはキャリア・チェンジのバッファという側面があるわけで、それを排除してしまったら、じつに選択肢の少ない世の中になってしまうはずである。
 そして、ニートをめぐる言説がいかに歪められ、そこに多くのメディアや御用学者が荷担してきたかを知れば、わかりやすい主張というのは、それだけでウソかデタラメという証拠であることが実感できるはずだ。

2006年2月14日 金メダル候補

 男子スピードスケート500mで加藤は金メダルを取ることはできなかったが、あの堀井学やジェレミー・ウォザースプーンなど、かつての「最強の金メダル候補」ですら果たせなかったのだから、さほど驚くことでも嘆くことでもあるまい。もちろん残念ではあるし、エリック・ハイデンや清水のように、きわめて順当に金を取った選手もいるわけだが。
 冬期五輪の全競技を通じ、最も金に近かったのに金が取れなかった選手として、荻原健司を筆頭に挙げたい。アルベールビル五輪の複合団体は多少フロックだったかもしれないが、その後、荻原はW杯で総合三連覇を達成している。歴史の浅い競技ならいざしらず、ヨーロッパの強豪ひしめくこの種目でV3というのは、とんでもない偉業なわけだよ。オリンピックの金メダリストは「オリンピック・チャンピオン」という称号を得るだけだが、W杯の総合王者は「ワールド・チャンピオン」と呼ばれる。その荻原にして、個人では4位が最高なわけだ。
 シーズンで戦うW杯に対し、オリンピックはわずか一回きりの勝負なので、当然、運の要素は相対的に大きな比重を占めるはず。選手を評価するときには、そのあたりのことも考えておくべきなんじゃないかと思う。

2006年2月14日 幕末状態

 結局、「ゆとり教育」の転換は見送られたようである。
 報告書本体を見たわけではないので(中教審のwebではまだ公開されていなかった)、あくまでもこの報道からでしか推察できないのだが、よーするに、「ま、いろいろと問題があるんだろうけど、とりあえずさ、もうちょっとやってみようよ」という結論のようである。
 ただ、この主の結論、国の審議会のものとしてはめずらしくもなんともない。報告書にしたところで、結局は文部官僚の作文なのだろう。中教審初等教育分科会の委員名簿を見ると、野依良治やら増田明美やらが名を連ねていることがわかるが、この忙しい人たちが報告書を書いたとは到底思えない。おそらく、臨時委員のなかの一人か二人が事務局の文部官僚をペンをなめなめしたのだろう。で、多忙な委員たちの最大公約数的な意見集約をはかるべく、〈報告書文体〉「……という問題点が認められる。他方、……という状況も見られ、一概に……と断ずることは早計である。したがって、当面は……に配慮しつつ、なお慎重に状況変化の把握に努めることが必要であると考えられる」となったのだろうな。
 しかし、役人ののらりくらりの一方で、世の中は時々刻々と変化をしているわけだ。つくづく思うに、文部科学省という役所そのものが見放される日はそれほど遠くはないんじゃなかろうか。企業社会の方に、そんな「ゆとり」は残っていない。そもそも企業にとって、「学位」という文部科学省のお墨付きは、それほど価値あるものではない。フランスのgrandes ecoles制度に見られるように、教育を主幹する官庁以外が高等教育を企図したって、ちゃんと機能する仕組みはつくれるはずなのだ。
 大学改革、とりわけ実学教育に関しては、いろいろな議論がなされているし、現場でも模索が続いている。ただ、この点に関しては、教員間の世代ギャップがずいぶんと大きいような気がするのだ。率直にいって、アカデミズム一筋のジサマほど、企業現場でのスキルを舐めてかかっているように思う。「実学教育に熱心」=「資格取得に熱心」という短絡を起こしているんではないのか。
 しかしまあ、ハッキリと問題が顕在化しているのに、中央がのらりくらりしている状況って、幕末の幕府そのものじゃん。あたしゃシミジミ思いますよ。幕府崩壊は必然ではあったが、それは幕府固有の問題が原因なのではなく、組織自体の必然的な末路なんだ、と。

2006年2月11日 あらためて実感LDショック

 このところ、トレード関係のyahoo掲示板をあちこち眺めているのだが、シロウト博徒のヤケクソ発言あり、啼きあり、煽りあり、フィッシング詐欺もどきの書き込みありと、けっこう「充実」しているんであるな。では、ライブドア・ショック当時のライブドア社の掲示板はどうだったのかと除いてみたら、まあ、阿鼻叫喚に近い様子であったわけである。興味のある人は*このあたり*から追いかけてみるべし。
 こうした経緯は後日の重要な研究材料になると思うのだが、発言やリストをまとめて保存する簡単な方法はないのだろうか。

2006年2月10日 Amazonでゲット

 春休み中の読書用に新書を注文した。

  • 本田由紀他 「ニート」って言うな!
  • 西研 「考える」ための小論文
  • 岡田尊司 人格障害の時代
  • 岡田尊司 自己愛型社会―ナルシスの時代の終焉
  • 岡田尊司 誇大自己症候群
  • 本田透 萌える男

2006年2月8日 エイベックスがストップ高

 4-12月期決算が相次ぐこの時期、急落する銘柄もあれば急騰する銘柄もある。日経平均が高値警戒圏内に入っているため、どうやら誰も彼も個別銘柄物色に入っており、決算結果が株価へとストレートに反映される展開になっている。先日は沖電気が急降下したが、今日はエイベックスがいきなりストップ高になっていた。
 ただ、4-12月期決算の結果が予想を上回ったというニュースは一昨日だったので、なして今日、いきなりストップ高になったのやら。村上ファンドが阪神株を売ってエイベックスに来たのだったりして(笑)。

2006年2月4日 あらま、雪だったんだ

 横浜の東神奈川以南は雪だったのね。岩槻の職場を出たときには星空が綺麗だったので、よっぽど幌を上げて走ろうかと思った。都心も夜景が綺麗だったので、やっぱり幌を上げておけばよかったと思った。横羽線に入り、子安を過ぎ、金港S字のあたりから道が濡れていたので、小雨でも降ったのかと思った。ところが、西口出口あたりに白い「粉」が道の脇に広がっている。そして降り口近辺の駐車場に止まっている車を見たら、あらま、雪がかぶっている。
 家に帰ってからカミさんに聞いたら、一時、すごい降りだったそうな。しかし、子安近辺までは雪が降った形跡は皆無である。横浜の神奈川区・西区あたりがちょうど境界線だったのだな。

2006年2月2日 日に日に募る不満

 今日、またまたエピ3をDVDで観てしまった。さすがに最初から最後まで通してみるようなことはしなくなったが、とりあえずこれで15回ぐらい観たことになるのかな。仕事の合間に、ついついね(笑)。で、やっぱりというか当然というか、ダース・ベイダーがルークごときにあっさりと倒される展開が納得できなくなるわけですよ。
 最初のうちはあまり気にしなかったのだけど、エピ3ラストのオビ=ワン vs アナキンの対決を繰り返し観ているうちに、やっぱねー、それほど修行を積んだわけでもないルークに百戦錬磨のベイダーを倒せるわけがない、と思わないではいられんのです。だって、あのヨーダが倒せなかったパルパティーンをして、「Darth Vader will be more powerful than either of us.」とまで言わしめたわけなんですからね。アナキンの戦闘能力は群を抜いていたわけですよ。
 素質という点でも、ミディ=クロリアンの化身とまでいわれるアナキンと、パドメという人間の血が混ざったルークとでは、濃さが違う。ベイダーの戦闘能力低下要因といえば、せいぜい四肢がサイボーグ状態になったことぐらいだけど、ルークの右手の動きを見れば、あの世界のバイオニクスは生身の身体と大差ないレベルだってわかる。
 んじゃ、ルークはいつどれだけ修行したんかいな? エピ4ではファルコン号の中でちょこっと手ほどきを受けただけ。エピ4・エピ5の間は不明だが、氷の惑星フォスでの体たらくからすれば、たぶん霊体オビ=ワンにちょこっとアドバイスを受けながら自習しただけだろう。結局、本格的な修行はエピ5でヨーダの弟子となったときにやっただけだが、これとて中断している。エピ5・エピ6間は何年も経過しているわけじゃない。これでベイダーに勝つってんだから、ヨーダは「短期集中Jedi養成講座」を実施したってことかいな(笑)。
 んー、やっぱエピ4〜6はリメイクしてほしい。クワイ=ガンやウィンドゥ、キ=アディ=ムンディなどのジェダイ・マスターの霊体を総動員してルークをしごけ(笑)。


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エピ3

Star Warsネタとくれば、もちろん「スター・ウォーズの鉄人」サイトに尽きる。DVDを見ては「ジェダイの復習」を繰り返したおかげで、ようやくいろいろなジェダイの名前を覚えられた。だからなんだ、ということでもないんだが(笑)。しかし、事前にアニメ版クローン大戦Vol.2を見ておくのとおかないのとでは、エピ3のおもしろさがぜんぜん違う。このアニメ、もっと大々的に興業するべきだったんじゃないのか。


トリノ五輪

夏も冬もオリンピックは好きなのだ。どれほど事前に盛り上がりに欠けるといわれようと、意義がウンタラとほざつ連中がいようと、カネがどれだけかかろうと、やはりテレビにかじりついてしまうのがオリンピックである。
それにしても男子スラロームは惜しかった。荒川の金メダルは文句なしに偉業だが、もしも皆川がメダルを取っていたら、それに匹敵する偉業といってよかっただろう。もちろん4位というポジションだって、花マル付きの偉業であることにかわりはないが。
思うに、オリンピックに参加する選手のなかにも、金メダルに縁がある人・ない人というのは、あからかに存在する。男子スピードスケートのウォザースプーンなど、縁がない選手の代表だろう。金の最有力候補だった前回のソルトレイクでは転倒し、今回のトリノではすでに全盛期の面影なし。その点では堀井学も同様だ。もしもオリンピックが1996年に開催されていたら、500メートルの金は堀井だった可能性が高い。荻原もWカップで三連覇していながら、結局、個人では銅メダルすら取れていない。
その一方で、ステンマルク、ウェンツェル、ハイデンなどは順当に金メダルを取っている。このあたりがスターとスーパースターの違いなのかもしれない。