21世紀の日記
20世紀の日記

*この日記について

98年4月の日記は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラムロマンス語派館」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。
当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。


1998年4月28日 livre-en-ligne

 先日、livre-en-ligne で本を注文したのだけど、なぜかカード決済のボタンがクリック不能状態になってました。仕方ないから cheque を郵送したのだけど、カード決済が不能のあいだは、海外からの注文はちょっとしんどいかもしれないですね。

1998年4月20日 国旗

 フランスの学校には卒業式とか入学式はありません。登録のオリエンテーションがあるだけですね。グランゼコールのなかには remise de diplome のセレモニーをやるところもありますが、大学だと見事になんもなし、です。中学・高校もそうなんじゃないのかな。だいたい式なんて時間の無駄だとぼくも思いますがね。
 こと日本の国旗に関しては、質問そのものが理解されないでしょう。トリコロールだってユニオン・ジャックだって、血塗れの歴史を持っているんですから。だいたい学校に国旗を掲揚するなんて、あたりまえすぎることだと思いますけどね。長野オリンピックで里谷多英が脱帽を忘れたことなど、日本の教育がこの点についていかに鈍感であるかを証明したと思います。

1998年4月18日 フランス人F1ドライバー

 F1 Grand Prix 優勝経験のあるフランス人とくれば、まず第一にあげなきゃいけないのが Alain PROST。通算50勝はダントツのトップですね。二位は故Ayrton SENNA の41勝。現役では Schumacher の28勝がトップだけど、PROST の記録更新はちと難しいような気がする。
 次に思いつきやすそうなのは、Jean ALESI でしょう。89年に Larousseデビューし、いきなり4位になって注目され、翌90年の開幕戦アメリカGPではデトロイト市街地コースでSENNAと壮絶なバトルを演じ、一躍「脅威の新星」と呼ばれましたね。だけど翌年 Ferrari に移籍してからは、いまいちぱっとせんかった。万年一流半状態のなか、ようやく一昨年のカナダGPで優勝できましたね。でもまだこの一勝ぽっきり。
 PROST、ALESI 以外はちょい難しいかもしれんけど、一昨年のモナコGPでタナボタの優勝を獲得した Olivier PANIS で三人目っすね。マシンは Ligier Mugen-Honda。無限ホンダ・エンジンの初勝利となったレースです。このレース以来、F1 をテレビ中継している TF1 は ALESI よりも PANIS の方をひいきにしているような気がする。でも PANIS の勝利もこれ一回きりっす。
 あとはF1ブーム以前に勝ったパイロットが何人もいるけど、んー、Rene ARNOUD も優勝経験はあるんじゃないのかな。Renault チームのエースで、新人時代の PROST とは犬猿の仲だったらしい。そのせいか、89年のモナコGPでは PROST の進路をさんざん妨害し、古館一郎から「走るシケイン」と言われてしまいましたね。

1998年4月5日 自前の翻訳文

 はじめて税金の申告をしたとき、日本での収入分については源泉徴収表に法定翻訳を付けて提出せよといわれました。だけど実際に書類を持って出頭してみたら、法定翻訳なんて見もせずに返されてしまった。翌年、源泉徴収表だけを添付して郵送したら、後日、翻訳を送るようにと電話で連絡が来たので、そのときは自分で翻訳文を作って送りました。で、無事にパス。そして今年、源泉徴収表に最初から自分の翻訳文を添付したんだけど、はて、どうなることやら。


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ネット通販

フランスでもインターネットで本を注文できるようになった。もちろんミニテルを利用すれば、以前から部分的には可能だったのだろうが、やはりwebのほうが利便性は高い。サイト名は「livre-en-ligne」、文字通り「オンライン書籍」である。