以前、『金メダルへのターン』第4巻をくれた友人から、またまた古いマンガが出てきたというので、関西出張の帰りに立ち寄ってもらってきた。いやー、今回もじつにラッキーだった。
関西出張の帰路にR23のマンヨー系列店を巡回してみた。ここは白子店がビンテージ系を潤沢に揃えていたのだが、どうやら商品の配置を大幅に換えたらしい。
出張がメインなのか、買い出しがメインなのか。まあ、どちらもメインなのだが(笑)。
古巣の後輩より依頼された講演を行う。場所は砂防会館。テーマはネットワークがらみのライフスタイルについて。
たまには違うコースを攻めようというわけで、久々に南武線方面の店を巡回した。
古い漫画を集めるようになったキッカケは、横浜の相鉄線星川駅の近くにある麒麟堂という古書店に立ち寄ったこと、という話は、以前、本に書いたことがある。この店、それほどマニアックなところでも大きなところでもないのだが、年に何度か立ち寄ると、けっこう掘り出し物があるのだ。今回もわりと成果があった。
大阪の「漫画道」が店名を「バナナクレープ」に変更した。なんだかやおい専門店みたいである(笑)。そのバナナクレープの目録から注文した品が届いた。
車でちょい行ける範囲でざざっと巡回してきた。そのわりに、まあまあの収穫であった。
ちょっとした用事で中野に出る機会があったので、もちろんまんだらけに立ち寄ったのであった。
月に一回ぐらいのペースで八王子を巡回する、というのが、ちょうと手頃な収集方法かもしれないと思うこのごろである。
3月と9月に関西をまとめて出張することが多いのだが、この月は別冊宝島のお礼を兼ねた「息抜き」出張であった。とりあえず二泊三日で石川さんたちの店を訪問する。お礼と同時に、次の企画のネタ集めもするわけであるが。
帰りには、鈴鹿峠を越えて三重の方に抜け、久々にR23沿いの古書店めぐりをおこなった。超書店マンヨー系列とGEO系列が激しく競合する地区である。ただ、絶版コミック専門店ではないので、レア本が定期的に入荷されるということはない。倉庫内の古い在庫が減ずるにつれ、当然ながら品揃えは細くなってしまう。あいかわらず店頭在庫の数は多いのだが、そそられる漫画の数は行くたびに激減している。
(2006.3.6記)
『こちら葛飾区亀有公園前派出所(1)』山止たつひこ 集英社ジャンプC |
秋本治ではなく山止たつひこ名義の「こち亀」。ペンネームは違っても、もちろん中身はおなじ。 |
『同棲時代(6)』上村一夫 双葉社アクションC |
男女の生理がむき出しのドロドロねばねばした作品だが、天才・上村の描く世界はひたすら淡泊な感じがする。 |
『佐武と市捕物控(3)』石森章太郎 小学館ゴールデンコミックス |
石森作品のなかでは佐武市シリーズがいちばん好きだ。江戸の街並みがいいんだよね。手塚治虫に比べ、石森章太郎は絶対に過小評価されていると思う。 |
『キッスいろいろどれにする?』辻村弘子 講談社KCフレンドシリーズ |
貴重なKCフレンドシリーズ、もらえちゃうなんてとにかくラッキー。こういう不要品なら大歓迎だよ(笑)。 |
『けっこう仮面(1)』永井豪 集英社ジャンプC |
この作品といい、続編の『まぼろしパンティ』といい、昭和40年前後の漫画を知らなければ十分に笑えないが、知っている人にとっては、これほどハチャメチャでおもしろいパロディはない。 |
『花びら日記(3)』西谷祥子 集英社セブンティーンC |
集英社のなかではわりとマイナーな扱いのセブンティーン・コミックスだが、傑作ぞろいなので要チェックだ。なかでも西谷作品はぜったいに見逃せない。 |
『秋のおわりのピアニシモ』内田善美 集英社りぼんMacsot C |
初期の作品集ではあるが、繊細な絵の雰囲気はその後とおなじ。何度見ても美しい作品世界だと思う。 |
『涙壷』仲村計 集英社セブンティーンC |
わりとマイナーな本なので入手するのは時間がかかると思っていたが、運良くゲットできた。 |
『おれとカネやん(1)』古城武司/梶原一騎 秋田書店サンデーC |
二段ドロップ魔球とか二段ホップ魔球とかが出てきたと思うのだが、単行本は2巻で打ち切り。主人公はプロ入団どころか、まだ中学生である。 |