大学時代の先輩からの招集がかかり、銀座まで呑み会に出かける。さんざんミーハーをやっていた連中が、もうすっかりといいオッサンである。
サラリーマン時代の直属上司の奥さんが亡くなったとの連絡が来た。まだ50歳前後のはず。死因はガンだそうだ。
もしかしてと思って手元のリストを調べたら、『しあわせさん』の一部の巻を持っていた。ただし、購入したのではなく、友人から以前もらったもの。とりあえず、編集さんには連絡する。
親しくしている編集さんより、「オヨネコぶ〜にゃん」という少女マンガを知っているかどうかという問い合わせが入った。知人が探しているとのこと。とりあえず検索してみたところ、市川みさこの『しあわせさん』を原作としたアニメの題名であることが判明。それ以上はわからず、と返答。
久々に麒麟堂に寄る。それほどたいした掘り出し物があったわけではないが、こういう店はたまに行っておかないと。
いつもとは違う方向にある古本小屋という店に行く。津雲むつみの『花衣夢衣』が安売りされていたので、4-8・11-13巻をゲット。@50であった。この作品、一人の男をめぐり、一卵性双生児の片方が妻、もう片方が愛人というドロドロの愛憎劇なのだが、津雲むつみはむしろこういう作品のほうが本領を発揮できているような気がする。
まんだらけ渋谷店にて。飛び飛びで読んでいるシリーズの穴埋めをする。
1983年の卒業以来、学生時代の友人と顔を会わせる機会といえば、誰かの結婚披露宴ぐらいしかなかった。しかしそれも、年々頻度は低くなるばかりで、40歳も過ぎると、学生時代の友人などウワサすら聞かなくなってしまった。
ところがこの年以来、在オーストラリアの先輩が日本に出張するたびに、get togetherという件名のメールが届くようになった。この先輩自体の求心力もさることながら、メールで手軽に招集をかけられるようになったことが大きい。
いろいろな縁のある友人のなかでも、学生時代の友人が最も話がはずむ。お互いに学生時代のバカさ加減を知っているだけでなく、たぶん、現在のポジションとか関心のある事柄、知識などで共通点が多いからなのだろう。
(2006.3.11記)