帰路の途中でみかけたブックステーションという古書店で講談社漫画文庫を3冊入手する。
今週末もK泉さんを誘って原村に行く。
楳図かずお本の目玉、「楳図かずおロング・インタビュー」をおこなうため、吉祥寺の楳図さんの仕事場を訪れる。楳図さんみずからハーブティーをふるまってくれた。
小学館のK田さんを招き、半蔵門で一席設ける。楳図かずおインタビューは来週行われる運びとなった。
サークルOBの呑み会に出席するのは久しぶりのこと。
約一ヶ月ぶりに原村で週末を過ごす。知り合ったばかりのK泉さんを誘って原村にツーリング。乗鞍の畳平まで行きたかったのだが、残念ながら三本滝の先は通行止めになっていた。この乗鞍県道は今年の秋で一般車両の乗り入れが禁止になってしまうので、夏にはなんとしても再挑戦したい。
日本の道路で最も標高の高いところにあるのは、県道乗鞍岳線である。最上部の畳平は標高が2700メートルぐらいなのではないか。最初に訪れたのは1985年だったと思うのだが、そのときは天気が良く、乗鞍の山頂がすぐそこに見えたような記憶がある。ただし、しばらくのあいだ、これが最初で最後になっていた。
乗鞍ならいつでも行けるからいいや、と思っていたら、そうもいっていられなくなった。自然保護を理由に、県道乗鞍線が一般車両の通行禁止となることが決まったのだ。それというのも、岐阜側から畳平に至る乗鞍スカイラインの償還期限が過ぎ、有料道路を無料化しなければならなくなったから、である。無料化されれば交通量が激増するというので、乗鞍スカイラインの一般車両の乗り入れが規制された。そうなると、県道乗鞍線が混雑してしまうというので、玉突き的にこちらも乗り入れ禁止になるのだ。
たしかに、1985年当時でも畳平近辺の駐車場待ち渋滞はひどかった。その間、渋滞待ちの車はエンジンをつけっぱなしにしているので、排ガスの被害がひどかろうことは想像できる。上高地もおなじ理由でマイカーが通年規制されるようになったわけだし。
しかし、これで乗鞍のワインディング・ロードを走れなくなると思うと、ものすごく残念である。自然保護派には顰蹙を買うだろうが、オープンタイプのスポーツカーで乗鞍の道を走る心地よさは、走る楽しさを満喫させてくれるのだ。R299麦草峠など、ほかにもおもしろい道はいくらでもあるが、眺めの豪快さで乗鞍に匹敵するところは少ない。