レポート本執筆のための参考文献をアマゾンに注文。ついでに楳図本も6冊。編集部には在庫がなかったのである。
今日はカミさんが用事で外出のため、娘を伴って友人の漫画家のアトリエを訪問。以前から頼まれていたMacの設定をおこなう。
作業終了後、楳図先生の仕事場に向かう。途中、道が大渋滞していたため、約束の時間から一時間も遅れてしまった。見本誌を届け、制作協力のお礼を言ったあと、自分用のにサインをもらった。ずいぶんとじっくり丁寧にサインなさるのに驚く。「UMEZZ」というローマ字が中心なのだが、「Z」から書き始めるのでビックリ。文字というよりも絵の感覚なのだろうか。娘もちゃっかり自分の手帳にサインをもらう。
楳図本の見本誌ができあがったというので、宝島社まで受け取りに行く。自分の分と、楳図先生への献本分も受け取る。
ムックの制作がすべて完了。終盤で小さなトラブルが発生したが、とにかく終わってほっとする。見本誌は24日ごろにできあがる予定らしい。
現代マンガ図書館で楳図かずおの初期単行本『別世界』の書影を撮影させてもらう。ついでに一階のナイキ漫画館で買い物。大和本で最も稀少といわれる名作漫画総集ブック版『ごきげんふたごちゃん』をついにゲット! ここ数年で最大の収穫である。
ムック「楳図かずお大研究」の制作がフィニッシュした。終盤に何度か徹夜作業となったが、二年前の「お宝コミックランキング」に比べれば、はるかに楽な仕事だった。というか、あの仕事がかなり無茶だったわけだが。今回もすべてがスムーズにはこんだとはいえず、編集部で徹夜で作業をし、そのまま職場まで出勤した日もあったくらいだが、そのぐらいは許容範囲内のことだろう。
なんにせよ、楳図かずおという天才漫画家と直に接することができたのは、仕事とはいえ、じつに得難い経験だった。いろいろな噂レベルの情報も、ご本人に直接聞いて確認することができた。ムックの内容的にも、二階堂黎人さんによるロング・インタビュー、すがやみつるさんによる作画分析、高橋明彦さんによる作品史など、かなり充実した内容をそろえることができたと思う。
この「大研究」というコンセプトは、シリーズ化できればおもしろいと思うのだ。西谷祥子、上村一夫、永井豪、大和和紀……準備はできているのだけど、問題は売れるかどうか、であるな。
『ごきげんふたごちゃん』大和和紀 若木書房名作漫画総集ブック |
大和本の最難関がこれ。よもやこれを店頭で購入できるとは。いままでで最も高い買い物だったが、これを逃したら二度とチャンスはないかもしれないと思った。 |
『母ちゃんNo.1(1)』赤塚不二夫 小学館少年サンデーコミックス |
これまた小学館SSCの最難関だ。この日のナイキ漫画館での買い物は、何年に一度という大収穫であった。 |