一家総出で仕事場に行く。子どもはもちろんマンガが目当てである。
アマゾンで本注文する。ベンヤミンの「複製技術時代の芸術」が手元で見つからなかったので、これい情探すのが面倒なのでついでに頼んでしまった。
午前中、水声社の賀内さんと打ち合わせ。前任者の引き継ぎが中心のはずだったのだが、なにやらみょーに雑談に乗ってしまい、二時間ほどとりとめのない話をしてしまった。ああ、早く翻訳を仕上げないと。
二泊の予定で原村に向かう。
ひさびさに母校(中学・高校)を訪問する。卒業から四半世紀、当時の担任はすでにみなさん定年退職なさっている。最も世話になった高三のときの担任・里先生はずいぶん前に他界された。それでも、われわれの新入学とほぼ同時期に赴任した「若手」の人たちがいまはバリバリの管理職なので、遊びに行っても歓迎してくれる人はいくらでもいる。それにしても、体育教師のY先生が来年で定年だそうで、昔はコンバットのヘンリー少尉に似たカッコマンだったのに、いまではすっかりとおじいちゃん先生になっていたのには驚かされた。まあ、こちらもその分老けたわけだが。
前々から読みたかった『窒息するオフィス』をアマゾンに注文。ついでにもう1冊も。
のばしのばしになっていた翻訳、担当の編集さんが退職したため、あたらしい人へと引き継がれ、今日、新担当さんからメールで連絡がきた。いままでは顔なじみの人だったので、ついつい甘えがちになってしまったが、こんどは面識のない人なので、ちょっと緊張してしまう。
またまた一週間ぶりの仕事場。せっかく借りているのだから、もうちっとマメに使わないとねえ。やれやれ。
永沢光雄の『AV女優』を読みたくなったのでアマゾンで注文したのだが、ついつい芋づる式にクリックを連発するハメに陥った。
卒業後にも気軽に遊びに行ける母校があるのも悪くはない……なんて、あらたまって書くほどのことでもないか。ただ、とくに用事がなくても訪問でき、訪問すればむかしの先生たちがごく自然に迎えてくれるという関係は、自分ではけっこう気に入っている。それだけいい時間を中学・高校時代に過ごしてきた証拠でもある。しかし、当時の20代の若手教師がいまや初老とでもいっていい雰囲気なのだから、感覚ギャップはけっこうすごい。もちろんこちらも老けたわけだが。