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99年8月の日記の一部は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラムロマンス語派館」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。
当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。
今日、秋葉原の Duty Freeショップでマルチタイプのテレビとビデオデッキを見てきたのだけど、ずいぶんと安くなりましたねえ。ソニーの29インチのフラット・ディスプレイが129,800円でした。もちろんNTSCオンリーの国内モデルに比べればかなり高いけど、数年前に比べれば、すげえ安くなったっすね。日立の21インチのなら29,800円です。
ただ、問題がひとつ。NTCS、PAL、SECAM対応のモデルはかなりあるのだけど、いずれも France SECAM には対応していない。SECAMって、たしか一番「方言」の多いフォーマットだったと記憶しているのだけど、マルチタイプでは France SECAM が味噌っかすなんですね。こりゃ困った。
んで、知っている人がいたら教えてほしいんですが、フランスで販売されている最近のビデオデッキのほとんどは、出力信号はPALだったという記憶もあるのだけど、そうでしたっけ?
もしそうなら、フランスで買ったビデオデッキでも France SECAM に対応していないテレビに接続できることになるんですが。
ちなみにマルチタイプのビデオの方は、AIWA から売値 84,800円で売られてました。こちらは France SECAM にも対応していて、入力・出力は NTSC、PAL、SECAM のすべてに対応している。SECAMで録画されたテープをNTSC出力してNTSCでダビングする、なんてこともできるんですね。
いやしかし、日本はほんまに家電とガソリンが安いわな。
7月末に帰国した際、少なからぬ人から「8月末に帰ってくるのだと思った」と言われてしまいました。じつはおれ、フランスで皆既日食が見られるってことを、ぜーんぜん知らなかった。いやね、6月ごろから、なにやら日蝕の写真やらポスターがあちらこちらに貼られているのは気づいていたのだけど、てっきり天文台かなにかの記念イベントだと思っていたんす。知っていたら帰国の時期を一ヶ月遅らせていたかもしれない。日本で皆既日食が見られるのって、たしか2010年だったと思うから。
部分日食なら何度か見たことがあるのだけど、印象深いのは1986年ですねえ。この年はじつは天文現象が目白押しで、部分日食だけでなく、水星の太陽面通過だの火星大接近だのがあった。2010年は皆既日食だけでなく金星の太陽面通過もあったんじゃないかな。
皆既日食では、コロナとダイヤモンド・リングを一度でいいから見てみたいんですよねえ。彗星もそうなんだけど、ああいう天体って、写真と肉眼とでは見え方がぜんぜん違う。写真だとディテールが潰れちゃうから、コロナみたいな繊細なオブジェクトだと、肉眼で見た方が絶対に美しいと思う。
太陽は肉眼光度がマイナス27等級で、満月がマイナス12等級だから、その差がじつに15等級もある。5等級差で明るさが百倍違うわけだから、15等級差だったら100万倍違うわけだ。太陽がほんのちょっと姿を見せただけで、満月よりも明るいってことですね。
正確には「日産に出資」ではなく「日産を子会社化」ですぜ。日本では「子会社化」と報道しているところが少なかったような気がするのだけど、このあたり、悔しさがにじみ出ているような気がしてしまう。
3615でいちばん使ったのはABCLです。
フランスで携帯電話を使う人は、ほんとうにこの2年で激増しましたね。pari-roller でも、人混みではぐれたグループのなかには、携帯電話とトランシーバーがわりに使って再合流する人たちがいました。普及率は4月の時点で18パーセントを越えたのだっけかな。それでも日本の普及率の半分なんだから、日本が異常ってことだよな。
帰国早々、原村にやってきた。19日まで滞在の予定。今回の同宿者はみな自由業なので、滞在予定は延びるかもしれないし縮むかもしれない。
「ほん・まるしぇ」関係者の懇親会をニフティ社にておこなう。
原村で数日過ごしたあと、帰路の途中で八王子の古書店に立ち寄る。なにげなく覗いたブック・エイトで『ゴッド・アーム』の1-4巻セットを発見。値段は8,900円、一冊あたり2,200円強はオトクだ。問題は最終巻が欠けていること。全5巻の揃いなら二万は超えるらろうが、第5巻をバラで入手するのは難しい。しばし考えたが、とりあえず購入することに決定。
関西、中京で買い出しをおこなった勢いそのままで相模原を攻める。時間があれば八王子まで遠征するところだが、今日はとりあえず相模原市内でとどめておいた。ただ、多少なりとも収穫があったのはブックセンターいとう星ヶ丘店のみ。
人口規模からすれば首都圏や京阪神よりもだいぶ小さいにもかかわらず、名古屋から松坂にかけて、国道23号線沿いは古書店の激戦地である。これも万葉書店の事業拡大と中京圏発祥のGEOチェーンとがガチンコでぶつかった結果だ。はるばる名古屋から鈴鹿にまで買い出しに来るマニアが少なくないらしい。以前、別の仕事でマンヨー系列店に行ったことがあるので、京都からの帰り、鈴鹿峠を越えてR23沿いにローラー作戦を展開した。
以前、友人から、京都でも古本市場という大規模古書店が増えており、ずいぶんと漫画が置いてあるという話を聞いていた。この日は一日オフだったので、さっそく桃山店に行ってみる。他のチェーンに比べると全体的に単価が安い。
仕事の取材で京都に出張。取材の内容が漫画古書関係なので、当然、現地調査に励まねばならないのだ(笑)。まずはコミックショック八条口本店にて。まだまだ白セブンが安く買えるのがうれしいところ。
いよいよ日本に本格復帰したので、おなじマンションのワンルームの部屋を借り増しし、そこを仕事場兼書庫にした。業務用のスチール書架をリサイクル店で購入し、櫛状に配置したところ、狭いワンルームでも一万冊ぐらいは収納できるようになった。これで三年ぐらいはもたせないと。
『にくいあんちきしょう(上)』弓月光 集英社りぼんマスコットC |
弓月光の比較的初期の作品。りぼん系コミックスのなかではかなり初期に出たもの。ぼちぼち流通量が減るころなのだが、まだプレミア対象にはなっていない。 |
『風ごよみ』里中満智子 講談社KCフレンド |
このコミック、KCフレンドの600番以降なのに、うさぎのロゴが入っていない。装丁の雰囲気は少年コミック系のKCマガジンとおなじなのだ。まだ確認していないが、掲載誌がフレンド系ではなかったのかも。 |