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99年9月の日記の一部は、パソコン通信NIFTY-Serveの「外国語フォーラムロマンス語派館」に書き散らしていたものを再編集したものです。ただし、タイトルは若干変更したものがありますし、オリジナルの文面から個人名を削除するなど、webサイトへの収録にあたって最低限の編集を加えてあります。
当時の電子会議室では、備忘録的に書いた事柄もあれば、質問に対する回答もあります。「問いかけ」のような語りになっている部分は、その時点での電子会議室利用者向けの「会話」であるとお考えください。
国際線ではオーバーブッキングはごく普通のことなので、係員側には「申し訳ない」という気持ちはまったくなかったのかもしれないですねえ。
オーバーブッキングによるトラブルを避けるには、72時間前にリコンファームした上に、さらに24時間前にも再度リコンファームし、そのときの担当者の名前をしっかり聞き、さらにさらにチェックイン開始直後に搭乗手続きをすること、なんて話もあるけれども、そこまではいちいちやってらんねーよ、普通は(^_^;;)。
ただ、最近はエコノミーでも5段階ぐらいのクラスに分かれているのが普通なので、優先度の低いチケットほどOKでもはねられるリスクは高い、なんてことは覚悟しておいたほうがいいかもしれないですね。まあ、昔に比べて航空運賃が下がっている分、サービスもだんだんと「合理化」されてしまうんでしょうねえ。
CDG から高速でパリに入るルートは Paris-Nord または Paris-Est から入るアプローチの二通りがあるんですが、右岸はもちろん Paris-Nord の方が早いのだけど、左岸は Paris-Est からの方が早いんですよ。地図で見ると、Paris-Nord からの方が早そうに見える場所も多いんだけど。
モンパルナスに向かうときだと、Paris-Est の分岐に入り、Bagnolet で periに合流し、Porte de Bercy または Porte d'Italie で降りることになるんだけど、AFのリムジンだとだいたい Porte d'Italie で降りているんじゃないですかね。まあ、Avenue d'Italie が歩道の拡張の結果、道が狭くなり、でかい車だとつっかえつっかえになってしまうんで、以前に比べて多少時間がかかるようになったかもしれませんが。
Alesia は Pari-roller で何度か滑った地区ですが、このあたり、あまり行ったことがなかったのだけど、中華料理店が多いし、店もかなり遅くまであいているんで、けっこう住みやすいとこなんじゃないかな、なんて思いましたね。パリの南側のわりには、パリらしい街並みがけっこう続いているし。
地元住民(もちろん地元=パリだけど(笑))が好んで行く服の店ったら、やっぱ Place d'Italie とかモンパルナスざんしょう(バイアスかかっているのは認める(笑))。Les Halles やポンピドーあたりもなくはないけれど、個人的には、シャツはもっぱらオペラの Cafe Cotton(京子食品のすぐ近く)だったほかは、ほとんど Place d'Italie の CELIO でしたねえ。靴は Andre ね(笑)。そういや、先日、久々にオードリ・ヘプバーンの映画『シャレード』を見たのだけど、市場時代の Les Halles が映っておった。
たしかに高いものしか売ってない地区は少ないっす。シャンゼリゼだって安い店はあるし、MacMahon あたりなら、高級品でも日本よりかはかなりお買い得価格ですね。まあ、モンテーニュ、ルーズベルト、アルマあたりは、たしかに高いものしかないけどね。左岸だと Cherche-Midi もそれに近いかな。まあ、左岸の Cherche-Midi ったら、東京でいえば、かつての代官山みたいなところだから、そりゃ当然かも。
価格だけでいえば TATI だろうけど、あそこの色彩感覚はちょっとパス(^_^;;)。
News Digest の方は、最初から一年という話でしたので、今月いっぱいでオシマイです。
隔週っつーのは、やっぱしんどい。
ヨーロッパの気候は、風向き一つでガラリと変わります。とくに10月・11月はその変化が極端で、半袖でも過ごせる日の翌日には、コートがほしくなるような涼しさ(というよりも寒さ)となることもあります。まあ、上旬だったら、だいたい東京の11月初旬を想定しておけば問題はないと思いますが。
コートはかさばるのでパスするにしても、ウィンドブレーカーかブルゾンは持参なさった方がいいと思います。薄手の襟巻きは、あると重宝すると思います。で、それでも肌寒さを感じる日があったら、迷わずどこかの店でコートを買ってしまうことですね。大衆的な店なら日本よりも安いですし、子ども服はとくに種類も豊富で手頃な値段ですので。Place d'Italie とかモンパルナス・タワーに行けば、地元民向けの衣類を売る店が多数あります。
別の先輩から、呑み会のことでメールが届く。この先輩、6月に社長となったそうな。それも、一部上場の大企業である。もともとこの先輩のお祖父さんが創設した会社なので、めでたく後を継いだということだ。しかし、プレッシャーはでかいだろうなあ。
オーストリアに移住した先輩が一時帰国しているので、その歓迎を兼ねた呑み会が20日あるとの連絡が入った。久々に懐かしい面々と会えるかもしれない。
某作家さんより中華メシに誘われる。場所は六本木の東京飯店。新橋のホテルのロビーで待ち合わせをしたところ、遠くからいきなり「Monsieur Eshita !」と呼ばれ、脊髄反射的に「Oui ?」と応じたところ、待ち合わせの相手本人であった。くそ、意表を突かれた。
以前、サラリーマン時代の後輩から、結婚して転居するので、実家にある漫画の半分ぐらいを処分したいのだけど、と相談を受けていた。こちらの守備範囲内であれば、古書店買い取り価格よりも高く買い取ると伝えてあったので、今日、彼女の実家に赴き処分対象のものを見せてもらう。で、200冊ほど譲ってもらうことになった。
近所に住む知人より、いちど買い出しツアーに同行したいと前々から頼まれていたので、今日は相模原・八王子を一日かけて巡回することにした。新古書店ばかり6店舗を巡ったが、店頭在庫50万冊以上をチェックしたはず。けっこうしんどい作業である。
友人の友人から昭和40年代の少女コミックが段ボール箱一冊分届く。彼女とはまだ一、二度ほどしか面識はないのだが(チャットは年中やっているが)、大量の漫画を保管するスペースを確保するのが難しく、さりとて大事にしてきた本なので古書店に売るのはしのびなく、というジレンマに陥っていたらしい。そこでまとめて譲ってもらった次第である。もちろん大切にしますとも。
完全帰国から二ヶ月が経過したとはいっても、夏の暑い時期は生活リズムを日本モードにあわせることに注力したため、仕事環境などはまだ整理中の状態が続いていた。フランス滞在中、現地の日本人向け週刊新聞「フランス・ニュース・ダイジェスト」でコラムの連載をおこなっていた。内容的に、フランスに住んでいないとネタが切れてしまう。帰国後も何本か原稿を書いてはいたが、最初から連載は一年だけという約束で引き受けたので、この月がラストとなった。
この週刊新聞にはけっこう助けられた。フランスの日本人向け個人情報が最も潤沢に掲載されていたからだ。帰国売りとかバカンス貸しアパートなどを、この新聞から見つけた人は多いはずである。その他にもOVNIとかParis jeudiなどの週刊新聞にやはり個人情報は掲載されているが、この時点で最も豊富だったのはフランス・ニュース・ダイジェストであった。
これの裏面の「Who' who」コーナーには毎回在仏経験の長い人が写真入りで紹介されている。20年以上も住み続けている芸術家や武道家などが紹介されていたのだが、だんだんとネタが尽きたのか、普通の企業駐在員とかも登場するよになった。98年6月には、わたしのところにも依頼が来たくらいなので、ネタ切れを確信したものである(実際、掲載対象者さがしはけっこうたいへんだったらしい)。
(2006.3.5記)
『サインはV!(別1)』望月あきら 講談社KCフレンドシリーズ |
別巻と付くのは基本的にレア化しやすいので、買えるときにゲットすべし。この別巻、「1」とあるけど2以降の計画はどうなったんでしょうね。 |
『いなかっぺ大将(2)』 虫プロ商事虫コミックス |
プレミア商品の定番、虫コミックスだが、さすがに刊行部数が多かった『いなかっぺ大将』は安く入手できる。 |
『鉄腕アトム(別)』 朝日ソノラマSun Comics |
バラで集め始めたとき、最終巻と別巻は苦労すると覚悟していたのだが、別巻はすんなりとゲットできてしまった。 |