別冊宝島の企画にGOが出た。しかし、店頭販売の予定が2月なので、これから先はスケジュールがびっしりである。
「メルの本箱」というネット古書店に注文していた漫画が届く。望月あきらの「ウンチくん」、セブンティーン・コミックスのなかではわりと珍しいのっだが、案外とあっさり入手できてしまった。
古漫画の探求サークルのオフ……という名目の古本ツアーである。関西からやってきた同好の士の歓迎会も兼ねる。 もしかすると、八王子の佐藤書房に行くのは久しぶりかも。このところ、質より量といった感じだったから、仕方ないかもしれない。
三井物産に勤務する先輩が香港に転勤することが決まったので、今日はその送別会がおこなわれた。子どもがお受験準備中とかで、単身赴任になるらしい。
日経BP某誌の編集長と面談。メディアの自己責任について、ちょっとした議論になった。
車で買い出しに行く習慣がついてからは、まんだらけに行く機会が減った。なにしろ漫画は重いので、電車だとなかなか遠征しようという気がおきないのだ。しかし、やはりたまにはまんだらけに行くべきだな。なんといっても、在庫の潤沢さは他の追随を許さない。
鎌倉の腰越漁港にある船宿でうまい刺身を食うため、神奈川県を縦断するルートで綾瀬から南下する。途中、裏道に入ったら小さな古書店があったので、つい車を寄せて中をのぞいてみたら、久々に掘り出し物をゲットできた。店の名前も正確な場所も覚えていないのだが、こういうものは出会い物なので、繰り返し行ったところで再度なにかいいものを入手できる保証はなどない。
遊星堂に行くと、買い物をほったらかして、ついつい店長と話し込んでしまうんだよなあ。
免許証の書き換えのため座間警察署に行った。手前のところにブックオフが見えたので、帰りに立ち寄った。それほど大きな収穫があったわけではないが、掘り出し物を見つけるためには、目に付いた店はとにかく入っておかないとね。
ブックセンターいとう系列はしょっちゅう行っているが、兄弟チェーンのブックスーパーいとう系列は、ここ何年か行ってなかった……というわけで、久々に稲田堤まで行ってきた。
神田神保町に行くのは久しぶりのこと。マンガ探しとなると、行く店は限定されてしまう。中野書店で買ったベルばら、残念ながら初刷ではないが、一応、ビニカバ付きの比較的初期の増刷である。まあ、紙カバー版でよければいまだに増刷されているロングセラーだが。
立ち読みをしに行っただけだったのだが、あるとつい買ってしまう。
ちょいと車で出かけたついでに。
宝島社に持ち込んだムックの企画にGOが出た。プレミア漫画古書を特集したもので、企画や部分的な執筆だけでなく、個々の原稿の発注から全体の監修、制作も引き受けることになった。ただ、当初は5月ごろの店頭販売を目標に、という話だったのが、営業サイドからのリクエストで2月に前倒しされることになった。一応、「もし可能ならば」という打診だったのだが、細かな段取りまでチェックしてみたところ、死ぬ気になって取り組めば不可能ではないとの判断ができたので、引き受けることにした。まあ、早く店頭に並べば、その分、ギャラも早く入ってくるわけだし。
とはいえ、実質的な作業時間は一ヶ月半しかない。しかも、その期間内にDTP作業までもすませなくてはいけないのだ。すぐに台割りをつくり、原稿を依頼するべく、友人・知人に片っ端から電話をかけた。ほとんどの人が快諾してくれたのだが、じつはこの段階ではまだ基本レイアウトを詰め切っていなかったので、依頼原稿の分量は、かなりおおざっぱな目安しか伝えられなかったのである。
平行して取材をこなさないといけない。とりわけ今回はテーマ的に漫画古書店の協力は不可欠だ。まずは京都の石川栄基さんに電話を入れ、取材の依頼とまんだらけのしかるべき立場の人の紹介を依頼した。石川さんに快諾をもらうと、次は紹介してもらった宍戸さん(まんだらけ店舗統括)に連絡を入れ、稀覯本の書影撮影や取材の協力を受諾してもらった。その他にも、佐藤書房、中野書店、大阪の漫画道など、これまでにつきあいの深かった古書店に書影撮影依頼や取材協力の連絡をおこなった。これまでに趣味でつながりのあった人たちのツテをたぐりまくったわけである。
(2006.3.5記)
『ト号ナンバー3死線指令』さいとうたかを 朝日ソノラマSun Comics |
中割レの並下品だったので500円で入手。でも、中割レは簡単に補修できるのでオトク品なのだ。まんだらけでは、こういう安い並下がちょくちょく店頭に並んでいる。 |
『ハッスルゆうちゃん(7)』今村洋子 若木書房Teens Comics Delux |
入手困難なはずの最終巻が、なにげなく入った古書店であっけなく手には入ってしまった。収集冥利に尽きる一瞬である。状態は良くなかったけど、ぜいたくは言ってられない。 |
『笑い仮面(前)』楳図かずお 朝日ソノラマSun Comics |
楳図作品のなかでも、これはかなり怖い部類に入るのでは。苦痛で歪んだ表情よりも、凍り付いた笑いのほうがはるかに怖いことを証明している。 |
『ハニーハニーのすてきな冒険(1)』水野英子 朝日ソノラマSun Comics |
ハニーハニーの新装版。旧装丁版に比べると、かなりポップな感じになっている。内容はおなじでも、カバーが違えばほしくなるのはマニアの性である(笑)。 |
『風と共に去りぬ』津雲むつみ/M.ミッチェル 集英社セブンティーンC |
この名作が漫画化されているのは知りませんでした(反省)。映画に劣らぬ迫力のある展開は、一気に読めてしまう。 |